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GT-Rの心臓を積む、ルノー スポール R.S.01発表

日産GT-Rの3.8L V6 ツインターボエンジンを搭載したルノーのレースマシンがヴェールを脱いだ。ルノー スポールいわく、デジールの美とルノーF1のパフォーマンスの融合という「ルノー スポール R.S.01」だが、実際にはGT3マシンと、DTMマシンの中間的なパフォーマンスを得ているようだ。

全長4710mm×全幅2000mm×全高1116mmのワイド&ローなボディには、F1コンストラクターのダッラーラと共同開発したカーボンモノコック製シャシーを採用し、1100kg以下の車重を実現。GT-Rニスモ・ベースのエンジンはドライサンプ化&デチューンされ、500hp/600Nm以上を発揮。SADEVが開発したレーススペックの7速シーケンシャルギアボックスを介して最高速度は300km/hに届くという。

2010年のパリMSで話題となったコンセプトカー・デジールにインスパイアされたボディデザインでは、フロントグリル下の左右に配置されたブレーキ冷却ダクトに届く大きなL字のLEDデイタイムランニングライト、それに呼応するようなライン状のリアLEDランプ、巨大なリアウイングやツインエグゾーストなどが見どころとなる。

18インチ・センターロッキング・ホイールにMICHELINの専用タイヤ、380mm径カーボンディスク×6ポッドのブレーキ、調整式オーリンズ製ショックアブソーバーを採用するプッシュロッドタイプの前後ダブルウィッシュボーンのサスペンションなど、完全なレーススペックで固めている。当然、インテリアにはロールケージや6点式ハーネスが採用され、公道での使用は想定されていない。

ルノー スポール R.S.01は、2015年から始まる新たなワンメイクシリーズ「ルノースポールトロフィー」の専用レースカーとして発売予定。注目のカテゴリーとなりそうだ。

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