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ポロがモデルチェンジ。メインターゲットは女性に

今度のポロは女性がターゲット

8月25日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンはモデルチェンジしたBセグメント・コンパクトカーの「ポロ」を発売した。ラインアップは「ポロ TSI コンフォートライン」223万9000円、「ポロ TSI コンフォートライン アップグレードパッケージ」249万5000円の2種類。ベースモデル価格は先代ポロの最終モデルより3万円以上安い。

ボディ形状などは先代ポロと変わらず

6代目となる新型ポロは、2009年秋に登場した5代目ポロからわずか5年でのチェンジとなるが、実際にはビッグマイナーチェンジ的な内容にとどまる。シャシーや主要なボディパネル類、内外装パーツの変更はなく、ボディサイズも3995×1685×1460mmと共通。

外装ではフロントグリル・前後バンパー・前後ライト、内装ではセンターコンソール・シートなどでデザイン上のリフレッシュを図っている。

モデルチェンジで先進安全装備が充実

そんな新型ポロの最大のトピックは、上位モデルのゴルフに搭載された先進安全装備の大幅導入だ。ミリ波レーダーを使い、衝突の警告・軽減・回避を行うプリクラッシュブレーキ「フロントアシストプラス」や、二重衝突を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」、ドライバー疲労検知システムなどをこのクラスで初めて全車標準装備。また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)やポロでは初のリアビューカメラも設定した。

新設計1.2Lエンジンで燃費が向上

新設計の1.2L TSIエンジン(90ps/160Nm)は4バルブ化された軽量コンパクトなタイプ。トランスミッションは7速DCT(乾式デュアルクラッチトランスミッション)で、アイドリングストップ機能やブレーキエネルギー回生システムを組み合わせ、JC08モード燃費で22.2km/Lと先代比で5%向上している。

ナビやインフォテイメントシステムも刷新

内装ではシートとセンターコンソールのデザインが新しくなったほか、6.5インチディスプレイはComposition Mediaと呼ばれるタッチスクリーン式となり、ラジオ・MP3・ハンズフリーフォンなど各種メディアに対応する機能が盛り込まれた。純正ナビゲーションシステムも、音声認識やDSRCに対応する最新世代の「714SDCW」になった。

新型ポロは同社で初めて、女性をメイン・ターゲットとして販売していくといい、8月26日(火曜日)からオンエアされるTVCMには女優の榮倉奈々が起用される。また、ポロ・ファミリーには今秋以降「ポロ ブルーGT」と「クロスポロ」が順次導入予定となっている。

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