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新型ティアナ発表 3代目は走行性能も追求

日産自動車は1月20日、フルモデルチェンジしたミドルサイズセダンの新型ティアナを発表した。3代目となるティアナは、初代の"モダンリビング"、2代目の"おもてなし"のコンセプトに加えて"ティアナ・クルーズ"を掲げ、走行性能も進化させた。副社長の片桐 隆夫 氏は「世界で鍛えぬかれた本物のセダン。目の肥えた方々にも満足していただける」と自信を見せる。目標販売数は日本国内で520台/月、グローバルでは120か国以上で60万台/年を目指す。

■走りを意識したエクステリアデザイン

ティアナが従来から持つ上質感に加え、先代よりも全高を抑え、全幅を拡大したワイドボディの採用で躍動感をプラス。フロントフェンダーからテールランプまでつながるラインでは抑揚感を、ワイドなリアフェンダーからは低重心が感じられ、スポーティさが増した。全体に引き締まったデザインにより空力性能もアップしている。

■インテリアは快適へのこだわりが満載

ロングドライブのサポートとして、前席には中折れ形状のスパイナルサポート機能付シートを採用。胸郭と骨盤を積極的に支えることで背骨への負担軽減がはかれるという。助手席には位置を最適化したオットマンが装備されたほか、後席ではニールームが拡大されるなど、乗員全員の快適性に配慮されている。運転席にはテレスコピック機構を新採用し、シートスライド等と組み合わせて調整することで、どんな体型の人でも最適なドライビングポジションがとれるよう改良された。

■走行性能をアップしながら燃費を26%向上

新開発のリアマルチリンクサスペンションの採用で安定性と乗り心地を向上。さらに、コーナーでの操舵性を高めるアクティブトレースコントロールによりドライバーのストレス軽減をはかった。エンジンは燃費効率や排気効率が改善された改良型QR25エンジン(2.5L直4DOHC)を搭載。約80%の部品を見直した新開発のCVTとの組み合わせにより、燃費は先代比で26%向上しJC08モード燃費14.4km/Lを達成している。安全面ではアラウンドビューモニターや、後側方車両検知警報、車線逸脱警報がオプションで選択可能。価格は242万9700円~304万5000万円(消費税込)。

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