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歴代カローラ揃い踏み 初代~11代目を写真で

■10代目

10代目へと進化して発売されたカローラ セダンは「カローラ アクシオ」へとネーミングを一新。ギリシャ語で品質を意味するAXIAの造語“アクシオ(Axio)”には、"より高い品質を追求するクルマ"というカローラの姿勢が込められている。

ボディサイズはアクシオ、フィールダーともに、全長・全幅・ホイールベースは従来型と同寸となるが、全高を10mm低くして大径タイヤを履くことで、より安定感を増したシルエットを獲得。コンパクトな5ナンバーの枠に抑えつつも、後席足元フロアのフラット化やドアトリムの凹面構成などで、室内長を25mm、室内幅を10mm広げることに成功した。またフィールダーでは、後席も最大約20度まで10段階でリクライニングを可能とし、ラゲッジルームからワンタッチ操作でフルフラットにできる機構も採用された。

新しく採用された装備は、より多くの老若男女ユーザーの要望に応えるもの。ステアリングには従来までのチルト機構に加えて、前後にも40mm調整可能なテレスコピック機構を追加設定。またアクシオ全車に5.8インチのバックモニターを標準装備し、駐車時の危険も軽減した。さらに、スマートエントリー&スタートシステムを採用(1.5Xを除く)するなど、ワンランク上の装備を搭載した。

エンジンは1.8リッターと1.5リッターの2種類。とくに新開発の1.8L 2ZR-FEエンジンは、最新のテクノロジーであるDual VVT-i(吸排気連続可変バルブタイミング機構)などの採用により、4ps/0.6kg-mのパワーアップを果たし、環境性能も「平成17年基準排出ガス低減レベル」を★★★(50%低減レベル)から、★★★★(75%低減)へとクリーン化。燃費も従来型の16.0km/Lから、アクシオが17.2km/L、フィールダーが16.8km/Lへとそれぞれ向上した。トランスミッションはAT全車がCVT。1.8LのCVT車には7段に切ったスポーツシーケンシャルシフトマチックを搭載し、より細やかなシフト操作を可能にした。

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