トヨタF1、最後の勇姿に 2万8000人のファン集結
掲載 更新 carview! 文:吉田 由美/写真:Cedric Leherle
掲載 更新 carview! 文:吉田 由美/写真:Cedric Leherle
毎年恒例になっているトヨタのモータースポーツファン感謝祭「トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル2009」がトヨタのホームコース、富士スピードウェイで開催されました。
目玉はなんといっても今シーズン限りでF1からの完全撤退を発表した「パナソニック・トヨタ・レーシング」のラストラン。来シーズンには他チームへの移籍がほぼ決まっていると噂されるトヨタのエースドライバー、ヤルノ・トゥルーリ選手他、ティモ・グロッグ選手の怪我のため、最後の2戦でF1のステアリングを握り見事な走りを披露した小林可夢偉選手の姿を一目見ようと、2万8000人のファンがサーキットに集結しました。
開会式ではステージに立った豊田章男社長が、ファンを前にF1撤退のお詫びをするシーンが見られ、改めて社長自身が断腸の思いでこの決断を下した事が伝わってきた挨拶でした。
その後は「トヨタ 2000GT」、「トヨタ スポーツ800」のオーナーズクラブによるパレードランでイベントスタート! 会場ではレースドライバーはもちろん、トヨタの開発ドライバーまでもが総動員され、レーシングコースではマシンのデモラン、グランドスタンド裏のステージではトークショー、パドックではエンジンパフォーマンスやフォトセッション、ショートサーキットではトップガンやドリフト同乗体験、エコラン講座までと、富士スピードウェイのほぼ全てを使って様々なプログラムが催されました。
もちろん、今年のスーパーGTで見事シリーズチャンピオンを制した「ペトロナス・トムス」(脇坂寿一&アンドレ・ロッテラー組)他、「ウエッズ・スポーツ」(織戸学&片岡龍也組)も登場。ニュルブルクリンク24時間耐久を完走した“モリゾー”こと豊田章男社長も、GAZOOレーシングの一員としてステアリングを握り、東京モーターショーに出品した「LF-A」のマットブラックバージョンを披露した他、ドリフトチームがホームストレートで派手なパフォーマンスを見せるなど、会場を大いに沸かせて数時間があっという間でした。
そして、午後3時半を少し回ったころ、「パナソニック・トヨタ・レーシング」の正真正銘ファイナル・ランは始まりました。グランドスタンドには再び続々と人が集まり、いつしかほぼ満員状態に。最終ラップになるとどこからともなく自然に拍手が鳴りはじめ、それに応えるかのようにグランドスタンド前に止めたマシンのエンジン音が、「Time To Say Goodbye」を奏でる中、トヨタF1が最後の勇姿を披露してくれました。
その光景はトヨタF1の思い出と共に、私のそして多くのファンの心にいつまでも刻まれることでしょう。
原稿:吉田由美
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