ボディタイプ売れ筋、好調モデルにも懸念あり!?
掲載 更新 carview!
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今回は2月の日本メーカー製乗用車の国内販売データから、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープン、軽乗用車という7つのボディタイプ別に売れ筋モデルをチェックしていこう(販売台数は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表値をベースに、トヨタ カローラのように同じ車名でもボディタイプが複数あるクルマはメーカー調べのデータで集計)。
日本メーカー製乗用車(軽自動車、海外生産の輸入車含む)全体では39万3789台(概数含む)、前年同月比は91.4%と6カ月連続で前年を下回った。昨年のエコカー補助金効果の反動減に見舞われているとはいえ、下げ幅はずっと1ケタ台にとどまっており、リーマン・ショック前の08年2月と比べても同月比は95.4%、東日本大震災直前の同じようにリーマン・ショック対策の補助金終了による反動減に悩んでいた11年2月と比べれば20.5%増であり、底堅い市場状況といえそうだ。
ボディタイプごとの合計では、モデルチェンジ直後の「トヨタ クラウン」が好調に売れているセダン部門と、「トヨタ 86/スバル BRZ」が堅調のクーペ・オープン部門、ダイハツ、スズキ、ホンダの主力モデルがしのぎを削る軽乗用車部門はそれぞれ前年同月比24.4%増、90.8%増、2.6%増とプラスだが、これ以外の4部門は前年割れ。特に軽を除くと乗用車の2大勢力といえるハッチバック部門とミニバン・1BOX部門が12.7%減、23.3%減と2ケタのマイナスだった。
最量販期の3月はそれなりの数字を残すだろうが、ハッチバック系は今秋デビュー予定の「ホンダ フィット」、ミニバン系は年末ともいわれる「トヨタ ノア/ヴォクシー」の登場までニューモデルの端境期になりそうなだけに、ここしばらくは厳しい展開になるかもしれない。それでは2月の各ボディタイプ別売れ筋ベスト5を紹介していこう。
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