【人馬一体だけじゃない】10年目でも前年比223.8％。「ロードスター」が今なお支持される“意外な理由”

マツダ ロードスター 35周年記念車

人気の裏にあるリセールバリューの高さ

ロードスターが人気を維持している理由には、リセールバリューの高さも関係しているといいます。前出の販売店担当者は、次のように話しています。

「生産が継続していて納期が短いクルマは、中古市場での価格が落ちやすい傾向があります。しかし、ロードスターはそうした傾向から外れている存在です。

具体的には、残価設定ローンを利用した際の3年後の残価率が約65％とされており、これは国産車としても非常に高い水準に位置しています。この数字は、購入後の価値が落ちにくいという信頼性を表しており、購入時の安心感にも繋がっています。

その背景には、長年にわたって安定した支持を集めていることや、軽量FRスポーツとして唯一無二の存在であることがあると考えられます。こうしたリセールの強さは、セカンドカーや趣味の1台としてロードスターの購入を検討しているユーザーにとって、大きな魅力となっているのです」