【マニュアル車がない!】“真面目なセダン終売”の影響で「MT教習車がほぼ絶滅」…今後どうなる?
掲載 carview! 文:大音 安弘 132
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このように、教習生の体験やニーズを考慮し様々な車種が使われている。特に、運転技術が求められる高速教習では、国産の高性能車や輸入車が用いられる場合が多い。
また、ハイブリッドカーやEVも採用され始め、今後の教習車はより多彩な車種が使われるだろう。その一方で課題となるのが「MT車の確保」だ。
令和7年4月に施行された「道路交通法施行規則」の一部改正により、普通自動車免許の取得はAT車での教習が基本となり、「MT車を運転可能な免許の取得を望む人のみが4時限のMT車教習を受講する」ことになった。
そのため、MTの教習車の需要はより減っていくだろうが、裏を返せばAT限定免許でない限りは今後もMT車で教習に加え、場内でのMT車の卒業検定を受ける必要がある。
このような法改正はMT車の減少を受けてのものであり、近年は新車でMT車を設定しているクルマは極めて少ない。そのため、教習車のベースになるクルマもほとんどない状態だ。
国内では、トヨタ「ヤリス」やスズキ「スイフト」などがあるが、いずれもコンパクトカーのため、教習車の基準から外れてしまう。
現状、しばらくはMT教習車はマツダのみになってしまう可能性があるが、このままトヨタがMT教習車から撤退してしまうのだろうか。
そして、少なくともMT車を運転したい免許取得希望者には、より厳しい環境となったといえそうだ。
(終わり)
(写真:トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、レクサス、BMW、メルセデスベンツ)
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