【ターボは1000ps級】「カイエン エレクトリック」誕生間近！ プロトタイプが語るポルシェ電動SUVの実力とは

ポルシェ カイエン エレクトリック 開発車両「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

注目はバッテリーと航続距離。595km超を目指す

プラットフォームはポルシェ独自の「PPE41C」を採用。マカン エレクトリックと共通点を持ちながら、モーターやバッテリー技術は大きく進化しています。

中心となるのはLGエレクトロニクスと共同開発した113kWhの新型バッテリーで、両面冷却方式のNMC電池を搭載します。

最大400kWの急速充電に対応し、わずか16分で10％から80％までの充電が可能。NACS規格（北米の充電規格）にも対応しており、航続距離は370マイル（約595km）以上が想定されています。クラス最長のレンジを実現し、電気SUV市場で存在感を示す狙いです。

さらに、ワイヤレス充電システムもオプションとして用意される予定です。11kW出力に加え、90％の変換効率を誇り、充電時の駐車位置決めや車高調整を自動で行い、ケーブル不要で充電を開始できます。アプリによる遠隔操作やオフピーク時間の自動設定にも対応します。