新型Cクラスは走りがさらに熟成。マイルドHVの新エンジンにも驚いた
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:メルセデス・ベンツ日本
走りの良さを改めて感じさせられたフェイスリフトしたCクラスだが、今回の最大の目玉は新パワーユニット。その中でも注目は「C200」で、これまでの2.0L直4直噴ターボにとって代わり、1.5L直4直噴ターボにBSG(ベルトドライブ・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた「EQブースト」としたのがトピックである。
このEQブーストは、既に日本にも「Sクラス」に「S450」という、直6+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)搭載モデルが採用しているもの。だが、C200のEQブーストは、これをシンプルにしたものだ。
C200に搭載されるEQブーストの構成は、最高出力184ps、最大トルク280Nmと、以前のC200に搭載された2.0Lとほぼ変わらぬスペックの1.5L直4直噴ターボを搭載。そしてここに、ベルト駆動の最高出力10kW/最大トルク160Nmを発生するスターター/ジェネレーターを組み合わせ、加速時や変速時のアシスト用モーターとしても使う、いわゆるマイルド・ハイブリッドだ。
このEQブーストは、ベルトを介してつながるクランク軸に対し、アシスト用モーターとしてプラスアルファの力(加速時には最高で10kW)を上乗せする。また一方でブレーキング時は、エネルギーを回生する(回生時には12kW)働きも持っている。このEQブーストは、S450のISGと同様に48Vのリチウムイオン・バッテリーで運用されている。
実際に走らせてみてまず印象的なのは、エンジン始動時。セルがないので、セル特有の音や振動がないのだ。そしてゼロからの発進では、明らかに通常のエンジンよりレスポンス良く素早く加速が始まるのも特徴。これは10kW/160Nmのモーターアシストが働くため、電気自動車やハイブリッド的に動き出すためだ。
さらに、変速時はシフトのアップダウンを問わず、シフトショックが皆無なことに驚く。シフトアップ時はエンジン回転の落ち込みをモーターがアシストする。そしてシフトダウン時はモーターを抵抗として使う制御がなされエンジン回転を抑える。このようにして滑らかな変速が実現されている。
エコモードで高速等を走る際には、アクセルから足を離すとエンジンが停止してコースティングする機能があるが、そこからエンジンを再始動する場合も始動ショックがないのも特徴だ。
エンジン全体の印象はむしろ、以前の2.0Lより上質に感じる。この“電化”によって内燃機関の環境基準を未来に適合させつつも、商品として魅力あるものにしたと感じるのだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!