次期「デリカ D:5」最新情報。環状骨格やPHEV採用で「エルグランド」と“兄弟車”にはならず
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 56
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 56
2025年現在、発売からもっとも長い期間が経過しているモデルのひとつとなっているのが三菱「デリカ D:5」です。
2007年に登場したデリカ D:5は、およそ18年の歴史のなかで数回のマイナーチェンジを実施していますが、プラットフォームやパワートレインを刷新する「フルモデルチェンジ」は一度もおこなわれていません。
一般的な乗用車が6年程度の周期でフルモデルチェンジを実施することを考えると、デリカ D:5のケースは異例と言わざるを得ません。
この背景には、デリカ D:5のもつ特殊性があります。
ミニバンでありながらクロカンの悪路走破性能も兼ね備えているデリカ D:5は、「環状骨格(リブボーンフレーム)」と呼ばれる独自のボディ構造をもっています。
これこそがデリカ D:5を唯一無二の存在としているわけですが、「環状骨格(リブボーンフレーム)」はほかのモデルに転用することが難しいというデメリットもあります。
デリカ D:5をフルモデルチェンジするということは、「環状骨格(リブボーンフレーム)」を再設計することとほぼ同義であり、その開発コストをどのようにまかなうのかという課題が生じます。
その一方で、デリカ D:5が唯一無二の存在であるからこそ、ライバルが不在という事情もあります。
2024年の新車販売台数ランキングを見ると、デリカ D:5は前年比115.5%となる1万9886台を販売しています。
この数字は三菱の乗用車のなかではトップであり、18年が経過したいまでもデリカ D:5は一線級の活躍を見せています。
つまり、デリカ D:5は「フルモデルチェンジをしにくいモデル」であると同時に、「フルモデルチェンジをする必要がないモデル」であるのも事実というわけです。
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