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マツダ、三菱、レクサスが前年超え、軽は不振続く 【マーケット概況】

乗用車は3ナンバー車のみ前年超え

7月の新車販売は、軽自動車販売の不振に加えて、このところ調子の良かった登録車も前年を下回り、全体の下げ幅が拡大する結果となった。前年割れはこれで7ヶ月連続と厳しい状況が続いている。その状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。

乗用車、商用車、軽自動車、輸入車も含めた全体の新車販売台数は42万5093台で前年を7.6%下回った。登録乗用車は2.0%減の24万5680台、このうち3ナンバー乗用車は1.3%増の11万9467台で、軽を含む乗用車全体で唯一前年を上回った。5ナンバー乗用車は12万6213台で、前年に比べ5.0%減少している。一方、法人需要が多い貨物車は3.9%増の3万5499台で、4ヶ月連続のプラスとなっている。

軽自動車は前年比18.1%減の14万2854台。商用車は3.1%減とマイナス幅は比較的小さかったが乗用車が21.7%減と大きく落ち込んだのが影響した。軽乗用車の前年割れはこれで7ヶ月連続。新型車の数が少ないわけではないが、販売上位車を含め、全体的に去年の水準を下回っている状況だ。

たとえば去年のこの時期は、軽首位の「ダイハツ タント」が1-7月の累計販売台数で15万2732台に達していたが、今年は首位の「ホンダ N-BOX」が11万8864台と昨年の水準より2割以上少ない。なお1-7月の累計販売台数で乗用車全体の首位に立っているのは13万8951台を販売した「トヨタ アクア」だ。

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