新型Gクラス続報。メルセデス・ベンツG社やドア開閉音のトリビアとは?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
忘れもしない1999年、私が初めてデトロイト・モーターショーを取材した時は、まだ市内は物騒でロボコップの助けを借りないと街中へ出て行くのが怖かった。何しろホテルのカウンターで夕食の取れる場所を聞いたところ、「とてもまずいが、通りの反対側のハンバーガーショップへ行け!」と言われたのだが、その理由は強盗の隠れる場所がなく、ホールドアップされる心配がないからだったのだ。
その年に発表されたニューモデルで覚えているのが初代「BMW X5(E53)」やヒュンダイのスモールSUV「サンタフェ」だ。2台のSUVは前者がドイツ・プレミアムメーカーのSUVシフト、後者は韓国自動車メーカーの北米での大ブレークの前兆となったのである。また、日本車では「スバル レガシィ/アウトバック」の2世代目がデビューしたが、サイズも含め変り映えのしないデザインであまり話題にはならなかったと思う。
さて、本題の新型Gクラスだが、ワールドデビューの場所がデトロイト市内のミシガン・シアターであった。1925年に当時350万ドル、現在の価格でおよそ45億円を掛けて落成した豪華な劇場はフランク・シナトラやルイ・アームストロング、グレン・ミラーなどが出演していた。さらに調べてみると何と1896年にヘンリー・フォードが初めての自動車「クアッドサイクル」を製作した場所でもあったのだ。
現在では残念ながら天井を残して殆ど朽ち果て駐車場となっているが、メルセデス・ベンツはここに仮設舞台を建築、華やかで歴史あるイベントとなった。さらに驚いたことにゲストとしてアーノルド・シュワルツェネッガーが登場したのである。彼はアメリカに帰化しているが、出身はGクラスが生産されているオーストリアなのだ。
華々しくも歴史を感じさせる演出で登場したGクラスに関して、もっと詳しく知ろうと、私は開発担当のギュンナー・ギュテンケ氏とのインタビューに臨んだのである。
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