「N-BOX」失速と「スペーシア」猛追は事実だった。販売台数で見る“N-BOXに必要なモノ”とは?
掲載 carview! 文:山本 晋也 252
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日本で一番売れているクルマ(新車)といえば「ホンダ N-BOX」。2024年度の新車販売台数は21万768台。軽自動車としては10年連続トップ、登録車を合わせたデータでも4年連続トップとなるほどです。
では、N-BOXの人気は盤石といえるのでしょうか。
2023年10月にフルモデルチェンジした現行・3代目モデルについてはモータージャーナリスト界隈では「圧倒的に上質な乗り味に進化した」と評価は高いのですが、一般の声を聞くと「内外装が安っぽくなった」という指摘もあるようです。
数字の上では、2024年度の販売台数が、2023年度の21万8478台と比べて微減しているのも気になるところでしょう。しかも、2024年にN-BOXはクロスオーバーSUVテイストの「N-BOX ジョイ」を追加設定しています。そのぶんが上乗せになるという期待が裏切られたカタチになってしまっているからです。
>>【話題のJOYとは?】N-BOXやライバルモデルのデザインを見る
一方、N-BOX最大のライバルといえる「スズキ スペーシア」は、標準車を2023年11月にフルモデルチェンジ、クロスオーバーSUVモデルの「スペーシアギア」を2024年9月に設定するなど、モデルチェンジのタイミングもほとんど同じです。
2023年度の販売台数13万3410台に対して、2024年度は16万8491台と大きく伸びています。この販売増がスペーシアギアの追加によるものだけと言い切れませんが、JOYの追加があっても前年同等キープのN-BOXと比較すると、スペーシアのほうに勢いを感じます。
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