発表秒読みの新型アルファード。価格ほぼ据え置き、一部で仮予約もスタート
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 451
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2023年に登場すると予想されている新型車のなかでも、トップクラスの注目度を誇るのがトヨタ「アルファード」です。
初代から数えて4代目となる新型アルファードですが、その詳細や発売時期について現時点ではトヨタから公式なアナウンスはありません。
一方、販売店などでは新型アルファードの発売に向けて水面下で準備が進められているなど、登場まで秒読みであることが伺えます。
また、2023年4月に開催された上海モーターショーでは、新型アルファードとプラットフォームを共有すると見られるレクサス「LM」の新型も登場しており、新型アルファードを取り巻く環境はにわかに慌ただしさを増しています。
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ディーラー関係者などの情報を総合すると、新型アルファードの発表は5月下旬、その後6月上旬の発売となることが濃厚のようです。近年のトヨタの傾向を見ると、発表時点で事前予約の受注が開始されるため、正確な価格や仕様などもそのタイミングで明らかになると見られます。
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新型アルファードについて、ディーラーにはすでに多くの問い合わせが来ているようです。ただ、詳細が明らかになっていない現状ではほとんど案内できる情報がないというのが実態のようです。
その一方で、一部のディーラーでは「仮予約」という形でオーダーを受け付けているケースもあるようです。
あるディーラー関係者は次のように話します。
「現時点では、販売店でも価格や仕様などの詳細はほとんどわからないのが実情です。ただ、アルファードほど実績のあるモデルの場合『大ハズレ』する可能性はほとんどないことから、詳細のわからない段階でも予約をされたいというお客様もいらっしゃいます。
そうしたお客様に対して、販売会社独自の判断で『仮予約』を受け付けるケースもあるようです。多くの場合、過去にアルファードの購入実績があるお客様のようです。
『仮予約』をされるお客様のほとんどが、最上級グレードのフルオプション仕様を希望すると言われています。つまり、予算に余裕があり、詳細が明らかになった後にキャンセルする可能性が低いお客様に限って『仮予約』というかたちで、受注開始後に優先的に案内するということなのかもしれません」
実際には事前受注が始まっているわけではないため、あくまで購入できることを確約することはないようですが、SNSなどの情報を見ても購入の可能性が高い上顧客を中心に新型アルファードの案内が行われているのは事実のようです。
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前述のディーラー関係者は、新型アルファードの価格について「あくまで予想ではありますが」と前置きしたうえで次のように話します。
「おおよその価格帯やグレード構成は、現行のアルファードと大きく変わることはないと思われます。
最上級グレードの『エグゼクティブラウンジ』も引き続き設定される可能性が高く、法人需要の多くはこのグレードに集中するのではないかと思います」
ちなみに「エグゼクティブラウンジ」を超える最上級グレードの登場も期待されていましたが、新型LMが今秋にも日本導入されることを考えると、やはりアルファードでは「エグゼクティブラウンジ」が最上級グレードになることは間違いなさそうです。
納期については、半導体不足もかなり解消してきたとはいえ不安定な状況が続いているため、半年~1年程度は覚悟しておいたほうがよいかもしれません。
一方、現行アルファードに比べて、いわゆる「転売ヤー」による買い占めはそれほど多くはないと予想されています。現行アルファードを購入する「転売ヤー」の多くは海外への輸出を目的としていましたが、新型アルファードは海外へも積極展開されると見られるため、日本からの輸出はそれほど多くならないと思われています。
とはいえ、注目度の高いモデルであるため、発表直後は注文が殺到することは確実です。いち早く手に入れるためには、やはりできるだけ早く動いた方がいいでしょう。
あと1か月程度で発表されることのなると思われる新型アルファード。これからしばらくの間、「アルファード狂騒曲」が続くことは間違いなさそうです。
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