【実録】12年落ち“格安中古リーフ”を買ってみたら…自動車ライターの失敗から学ぶ、メディアが書かないEV最大の「弱点」
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 403
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このように、12年落ちの格安のBEVでは頻繁な充電が必要でありランニングコストも高いことが判明しました。その結果、BEVに乗る機会が減少し、別に所有しているエンジン車を利用することが多くなりました。
結局、購入から1年も経たずに手放すこととなりました。売却額はおよそ5万円です。正直に言えば、これはBEV購入の失敗例と言えるでしょう。
ただし、これは自宅に充電設備がなかったのが理由です。自宅に交流充電設備があれば、一晩かけて充電を行い、手間や費用も削減できたでしょう。最近ではバッテリー交換の技術も出てきています。
また、もっと新しいBEVを選んでいれば、バッテリーがフレッシュですから、短い時間で大きな充電量が可能だったでしょう。充電の頻度も減り費用も安くなっていたはずです。
結論として、BEVを買うなら「自宅に充電設備がないと辛い」、「バッテリーが劣化していないフレッシュなBEVの方が楽」ということを実感しました。そのどちらも、少しBEVについて知識があれば常識的なものですが…。
ですから、私のBEV購入は、やる前から失敗するとわかっていて、やっぱり失敗してしまった…そんな残念な顛末となったのです。皆さんもBEVを購入する際は、前提条件をしっかりと考えてください。私の失敗を思い出していただければ幸いです。
(終わり)
>>【車の基本性能は高かった】これが筆者の買った初代「リーフ」です
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(写真:鈴木ケンイチ、日産)
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