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あのヤリスの祖先「スターレット」は雨の日が危険なほど強烈なパワーが自慢の“かっとびマシン”だった

じゃじゃ馬だったターボの走り

ターボの走りは鮮烈だった。やや硬めの感触の5速MTを1速に入れて、右足に力を込める。3000rpmあたりからパワーが炸裂し始める! ステアリングをしっかりと握っていないと直進させるのも難しいほどの強烈なトルクステアに見舞われた。

瞬く間にタコメーターの針がレッドゾーンに到達し、シフトアップを促す。速さは超一級品で、0−400m加速は15秒台後半、最高速も180km/hに達した。そのパフォーマンスはホットハッチを名乗るに十分なレベルだった。

問題もあった。ターボはあまりに強烈なパワーのため、スターレット本来のバランスの良さがいささか失われていたのだ。ボディ剛性や、足回りのキャパシティが強烈なエンジンに負けている印象があった。

ターボはストラットタワーバーを備え、足回りも専用セッティングを施していた。ボディも各部を強化した専用仕様だった。しかし、それでも強烈なパワーと釣り合いがとれているとはいえなかった。

ハンドリングは強めのアンダーステアで、タックイン特性もほどほど。基本的に安全方向の特性ではあったが、かっちりとしたステアフィールは物足りない。

ダイレクトな印象が乏しいのがウィークポイントだった。しかも、そのパワーを路面に有効に伝えるためにはドライバーに細心の注意を必要とした。不用意に右足を深く踏み込むと無駄なホイールスピンを起こすばかりで、前に進まない。雨で路面がウエット状態になるとさらに注意を必要とした。

(次のページに続く)

>>ヤリスのご先祖「スターレット」のフォトギャラリーはここ!

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>>痛快かっとび軽ターボはなんと4ナンバーだった! 性能も見た目も乗り手を選んだ初代スズキ「アルトワークス」

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  • 2025/4/11 18:08

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    EP71だとターボSやSiの競技車両ベースのターボRやRiが有ったのが懐かしいです。でも2EエンジンってターボやEFIじゃないキャブ仕様のソレイユでも軽快に走れた印象があります。13インチの細いタイヤと軽い車重のお陰だったのかな?
  • 2025/4/11 18:25

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    EP91グランツァに10年乗った。
    衝突安全性向上の為に、GOAなる名称の骨格強化のせいで、スターレット史上最も鈍重と批評されたモデルだった。それでも、現代の車に比べれは軽い軽い。
    それに、骨格が強化された良い意味での副作用は、確実にコーナーリングに出ていて、ロードホールディングは、仲間の先代モデルより良かった気がした。
    サーキットでの日曜草レースが、非常に楽しかった車でした。また乗りたいが、球数少なく相場も安くなくて、もう乗れないな。
  • 2025/4/11 22:26

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    30数年前、初めて買った車がEP82のGTでした。
    新車が130万位で安いと思って買いましたが、当時はエアコンもOP、ABSもOP、オーディオなんてスピーカーがドアに2個付いてるだけでラジオすらなかった。
    で、サンルーフ付けたりDSPコンポ組んだりで結局230万程になりました。
    純正でも足は固く、標準タイヤがRE71ポテンザで、峠道は本当に楽しかったです。

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