あのヤリスの祖先「スターレット」は雨の日が危険なほど強烈なパワーが自慢の“かっとびマシン”だった
掲載 carview! 文:横田 宏近 5
掲載 carview! 文:横田 宏近 5
トヨタの膨大なラインアップのボトムラインを担うモデルとして、1978年4月に登場した初代スターレットは、バランスの優れたハンドリングカーとしても高い評価を受けていた。それはFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)にフルモデルチェンジした2代目にも継承された。
1984年10月に登場したスターレットは、小柄で軽量なボディと吹き上がりのいい力強いエンジン、そして適度に引き締まった足回りの相乗効果で、スポーツ派ドライバーに満足を与える。
特に、電子制御インジェクションを搭載した93ps仕様の「Si」の走りは新鮮だった。当時としては贅沢な60偏平タイヤや、フルエアロパーツがよく似合うホットモデルといえた。ワインディングロードでは、2クラス上のスポーツモデルを追い回せるほどのポテンシャルを持っていたのだ。
その走りの資質をさらに磨き込んだのが、「ターボ」である。1986年1月にデビューしたターボは、Si用の1.3Lエンジンをベースに、インタークーラー付きターボを装着し、105ps/5600rpm、15.2kgm/3600rpmという、クラス最強スペックをマーク。
エンジンは、路面状況に応じて過給圧のハイ/ロー切り替え機構を持つほど、過激さが際立っていた。上級版の「ターボS」は、アルミホイールやフォグランプを組み込んだフルエアロパーツを標準装備。ボンネットにパワーバルジが加えられ、インタークーラー冷却用のエアインテークがプラスされるなど、凄味を増していた。
(次のページに続く)
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