人気SUVに見られる若者のリアル。リセール重視の“堅実買い”の一方で、残クレやサブスク活用で「乗りたいクルマに乗る」積極派も台頭
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 36
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あるトヨタの販売店担当者は、若年層の購入の傾向について次のように話します。
「トヨタはSUVのラインアップが非常に豊富で、コンパクトSUVのなかでは『ヤリスクロス』と『ライズ』が、年齢や性別を問わず幅広い層に選ばれています。
もちろん、デザインなど個人によって好みはありますが、大型SUVと比較して、コンパクトSUVは価格が抑えられているため、若いお客様も購入されることが多いと感じます。
とくに、ヤリスクロスの『Z』グレードは、高い人気を集めています。
上位グレードのぶん車両価格は上がりますが、安全装備や快適装備が充実していることが魅力となっているようです。
また、リセールバリューの高さも購入時の判断材料のひとつと思われます。若い世代のお客様からは、日常の使いやすさ以上に、将来の乗り換え時を見据えて『Z』グレードを選ばれるケースが多いと感じています」
また、あるホンダの販売店担当者は、次のように話します。
「ホンダ車のなかでは、『ヴェゼル』と『WR-V』がほぼ同じボディサイズで、いずれもコンパクトSUVのカテゴリーに分類されています。
ただ、ハイブリッドはヴェゼルのみにしか設定されていないため、燃費性能や静粛性などを重視されるお客様はヴェゼルを選ぶ傾向にあります。
一方で、WR-Vの持つSUVらしいゴツさのあるデザインに惹かれ、見た目を重視して購入されるお客様も少なくありません。趣味を楽しみたいという若い世代のお客様にはWR-Vのデザイン性がマッチしていると感じています」
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