“意識の高さ”を“ユーザーへの愛”に転換できるか。迷走の「NSX」を超えて、ホンダが再び私たちの日常を輝かせる日
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 97
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 97
ホンダの調子がいまひとつみたいですね。
先日は2026年3月期の連結最終損益が最大で6900億円の赤字見通しであることを明らかにしました。またEV(電気自動車)プロジェクトの中止などで来期以降も含めて最大2.5兆円の損失がでる可能性があるとか。2.5兆円ですか……。
海外では約4兆円の損失を見込んでいる自動車メーカーもあるのでそれに比べると大したことがないように思えなくもないですが、とはいえ単位は“兆”ですからね。
2.5兆円の損失を生む理由に関しては「EV戦略を見誤ったから」ということになっていますが、ではEV戦略を見誤らなければ大儲けしていたかといえば、決してそうではないでしょう。
実はここ数年、ホンダの4輪事業は利益率が低い薄利多売状態となっています。4輪事業は利益に大きく貢献せず、2輪事業などで会社を支える状態が続いていたのでした。
そんな状態をもたらしている大きな足かせは「販売台数の減少に伴う過剰生産能力」や「インセンティブ」。前者はつまり工場稼働率が低いことで、後者はクルマを売るための値引きです(2024年度決算では北米でその拡大の影響が大きかった)。
突き詰めれば、クルマ自体に人気がないということとなります。日本だけではなく、グローバルの話としてですね。
(次のページに続く)
#ホンダ #NSX #自動車業界 #EV戦略 #モビリティ
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