踊らされたEV狂騒曲に別れを。巨額の減損を「未来への投資」と言い切るホンダのあまりに熱く、泥臭い再出発
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 64
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 64
ホンダが5月14日に発表した2026年3月期通期連結業績は、同社にとって歴史的な転換点となりました。
最終的な当期損益は4239億円の損失を記録。これは1957年の上場以来、初の最終赤字という異例の事態です。表面上の数字だけを見れば、前年度の9030億円の黒字から急落した形ですが、この赤字の本質は「四輪事業の再構築」に向けた巨額の膿出しにあります。
同社は今回、電動化戦略の見直しに伴い、将来の資産価値を減らす「減損処理」や評価損など、最大で2兆5000億円に達する費用を計上。本業の稼ぐ力を示す調整後営業利益では1兆393億円の黒字を確保しており、将来への足枷を外すための「戦略的な赤字」という側面が強いのが特徴です。
しかし、その引き換えとなる代償は小さくありません。北米で生産を予定していた次世代EV「Honda 0(ホンダ ゼロ)シリーズ」のSUVとサルーン、さらにアキュラ「RSX」の計3車種は開発および発売が中止されました。
関連して、ソニー・ホンダモビリティが2026年に発売を予定していた第1弾モデル「AFEELA(アフィーラ)」および第2弾モデルも計画そのものが中止に。
カナダでのEVバリューチェーン構築プロジェクトも無期限凍結となり、ホンダのEVシフトは事実上の足踏みを余儀なくされた状況です。
地域戦略においても、韓国市場での四輪車販売を2026年末で終了するという決断を下しました。販売終了後もアフターサービスは継続するものの、今後は収益性の高い二輪事業を中核に据える方針です。
三部社長は、これら一連の措置を「四輪事業の再構築に向けた不可避なステップ」と位置づけ、コスト構造の劇的な改善と、重点地域への経営資源の再配分を急ピッチで進める構えを見せています。
(次のページに続く)
#ホンダ #電動化戦略 #ハイブリッド #自動車業界 #決算
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
三菱自動車が新中長期ビジョンを発表、「パジェロ」シリーズの投入で成長を加速
フォルクスワーゲン傘下『セアト』に新展開 数年ぶり新型車投入、独自ラインナップ構築へ クプラとの違い明確に
F1やってる場合じゃない!? ホンダEV撤退に評論家たちが辛口評価! 計画中止で見えた課題とは
ホンダ新型ヴェゼル、2028年に登場確定! 次世代e:HEV+電動AWDで大幅進化
トヨタ、「次世代EV」開発中止は何を意味するのか? EV市場が“一枚岩”で語れなくなった根本理由
中国優位の終焉? 日本の自動車部品産業、最大60%「生産性向上」で中国との差が急接近か
なぜハイブリッド車が欧州新車販売で「34%」を占める事態になったのか? 多様な技術評価への移行が選択肢の広がりを生み出した理由
カブの家具化から経営戦略が示す未来まで。2026年5月のホンダ注目バイクニュースまとめ
ホンダ転職組OBが“苦境の真因”語る、日経「経営の視点」[新聞ウォッチ]
なぜスズキは「軽トラ」にCO2回収装置を載せたのか? マツダとの差別化に見る“日本式脱炭素”の勝算
パジェロの工場で作られたホンダ車!? ポルシェなのにワーゲン製? 我らが知ってる名車はまさかの他社工場で作られていた!!
なぜホンダ・日産は「電池工場計画」を見直したのか? 経産省が描く「5兆円市場」の次の一手
上場以来“初の赤字”のホンダは大丈夫?「BEVへの集中」は過ちだったのか…見落とされがちな“失敗の本質”
【赤字転落のホンダは何で巻き返す?】「N-BOX EV」や次期「ヴェゼル」、さらに“プチバン”まで見えてきた復活シナリオ
ホンダが2台の新型「ハイブリッド車」を公開。デザインに賛否、未来に「心配」の声も…「N-BOX EV」とともに巻き返しなるか?
EVの理想より目の前の現実。ホンダが売れ筋のハイブリッドへ回帰して準備する謎の新型セダンとSUV
ホンダが韓国で四輪車販売を終了。「選択と集中」に高評価も「競争力低下」に厳しい声…その裏で躍進するテスラとBYD
「戦略再構築ロードマップ」発表のホンダ。「魅力的な商品を適正価格で出してほしい」の声…課題は“戦略”ではなく“製品”?
【あの新型セダンは次期「シビック」?】ホンダが初公開したハイブリッド車、「アコード」説より有力なワケ
トヨタ頼みから自前の「スカイアクティブZ」へ。BEVを延期したマツダが目論むハイブリッドでの逆転劇
【スバルBEV戦略に急ブレーキ】トヨタ協業とは別の自社開発BEVの投入を後ろ倒し…大泉工場計画も見直しへ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!