車の値段が知りたい方へボディタイプ別の相場や維持費を解説【購入ガイド】

車の値段が知りたい方へ

車を購入する際、なるべく費用を抑えて購入したいと思う方は多くいるのではないでしょうか。しかし車には、本体の購入費だけでなく税金や保険料などの維持費もかかります。そのため車を購入する際は、将来的な支出も考慮した上で選ぶのがおすすめです。

本記事では車の値段相場や、購入後の維持費として必要な出費、賢く出費を抑えつつ車を手に入れる方法について解説します。

• ※目次※
• 1.車の平均的な値段をボディタイプ別に紹介
• 2.車の購入時に本体以外にかかる費用はどのくらい？
• 3.車の維持費はどのくらい？
• 4.車の値段の調べ方
• 5.値段を抑えるなら中古車を選ぼう

車の平均的な値段をボディタイプ別に紹介

車の価格は、ボディタイプによって大きく異なります。そのため車を購入する際は、まずは用途に合わせて目当てのボディタイプを決めておくと予算を立てやすくなるでしょう。もしくは最初に予算を決めておけば、ボディタイプを絞り込めます。

ここからは一般的に良く出回っているボディタイプと、それぞれの平均的な価格帯を見ていきましょう。

コンパクトカー

コンパクトカーは燃費性能が良く価格帯も比較的手頃なため、老若男女問わず人気の高い車です。コンパクトカーの平均的な価格帯は約130～250万円と言われています。

コンパクトカーは全長4.2ｍ以下、エンジンの排気量が1,500cc以下の車を指すことが一般的です。国産のコンパクトカーのほとんどが、5ナンバーの小型自動車に分類されます。しかしコンパクトカーには厳格な規格はないため、この基準に当てはまれば必ずしもコンパクトカーに分類されるというわけではありません。

セダン

セダンは走行安定性・安全性が高いことが特徴で、多くの車メーカーから発売されています。一般的には3ボックス4ドアの車種を指し、平均価格は約200～500万円です。

セダンはクラスによって価格帯が大きく異なるため、平均価格にも幅があります。現在は高級車が多い傾向があるようです。ハッチバックやクーペとも混同されがちですが、セダンとはボックス数やドア数が異なります。セダンは3ボックスのため、衝突事故に強い点や遮音性が高い点がメリットです。

ミニバン

ミニバンも明確な定義はありませんが、一般的にはワンボックスタイプの3列シート車種を指します。車高が高く3列シートを装備しているのが特徴で、平均的な価格帯は約200～400万円です。

名前の響きから小型車だと思われがちですが、実際は車体が大きく多くの人や物を運べます。ミニバンとは、もともとは海外の大型バンよりも小さいバンを意味する言葉です。バンは大量の荷運びに適した車のため、ミニバンにもその特性が見られます。

ワゴン

ワゴン車は「乗員や貨物」を運搬するための車種で、平均的な価格帯は約200～500万円です。ワゴン車に分類されるボディタイプの車はステーションワゴン、ミニバン、ワンボックスカー、軽ワゴンなどかなり広く、人と貨物の両方を積むことを主たる目的としていればワゴン車に分類できます。

ワゴン車の代表のひとつであるステーションワゴンはセダンを元としており、大量の荷物の運搬が可能なだけでなく、走行性も優れている点が特徴です。

SUV

SUVとはSport Utility Vehicle（スポーツ・ユーティリティ・ビークル）の略で、日本語に訳すと「スポーツ用多目的車」です。日常生活からアウトドアレジャーまで様々な用途で利用でき、利便性の高さから2015年ごろから人気が高まっています。平均的な価格帯は約200～500万円です。

SUVには、悪路でも走行しやすい、広い荷室を持つ、最低地上高が高く悪路での車体へのダメージが少ないといった特徴があると言われています。しかし明確な定義はないため、車種によって性能が大きく異なるのが実情です。

軽自動車

軽自動車というカテゴリーは日本独自のもので、昭和24年7月に定められた後、規格が変遷を繰り返して今に至りました。排気量660cc以下、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下の三輪および四輪自動車を現在は軽自動車と呼んでいます。

軽自動車の平均価格は約86万円～222万円と、普通自動車に比べて安価な傾向があるのが特徴です。車種や乗り心地にこだわらなければ、新車でも100万円以下で入手できます。