個性派アジアンSUV「エコスポーツ」に試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
いっぽう、見た目を裏切るのはしっかりしたハンドリングと乗り心地だ。ベースは日本でも久々に導入されて評判のコンパクトハッチ、フィエスタと共通のBプラットフォーム。当然の如く超高張力鋼板などが多用され、軽い中にも独特の手応えを味わえるステアリングフィールや吸い付くような乗り心地は健在。さすがはフォードプロダクトという感じ。
日本にこれまで入っていなかったが、新導入された、エコ時代に合った連続可変バルブタイミング機構付きの1.5リッターTi-VCT直4エンジンとフォード自慢の6速デュアルクラッチATもそれなりに活発。イマ風なのはフィエスタ用の1.0リッター直3のダウンサイジングターボだと思うが、これはこれで111psの最高出力と140Nmの最大トルクが過不足ない加速をもたらす。
だが、車高の高さとやはりインド産だからだろうか。路面の凹凸を越えた時の上質さはフィエスタよりちと落ちる。インパネの樹脂の質感、合わせ目の精度、走行中の細かい騒音&ビビリ音などに関しても日本車はもちろん、欧米産フォードと比べても若干不満。この当たりは今後どんどん良くなっていくはずだし、そうでなくとも日本のJC08モードでフォード史上最良の14.5km/Lは凄い。
燃費重視のアジアンカーならではであり、さらにこれだけのシティ派SUVでありながら、180mmのロードクリアランスと本格SUV顔負けのディパーチャーやアプローチアングルを誇り、万が一の都会の洪水時に役立つ、水深550mmまでOKの耐水没性も魅力的。
要は今までの如く、パスタやハンバーガーを楽しむように欧米車に乗るのではなく、フォーやシュラスコやケバブを楽しむようにアジアンカーを乗る時代になってきたってこと。ついでにお値段も250万円切りとライバルよりお買い得。個人的にはもっともっと安くして驚異の激安アジアンヨーロピアン!? とかで業界に衝撃を与えて欲しかったが、それは今後に期待。いずれにせよこの流れは否応なく今後日本にもやってくる。このクルマは単なる新機軸の輸入コンパクトSUVじゃない。全く新しい自動車の時代そのものなのであーる!
【 関連記事:6月発売のフォード エコスポーツ、タイで先行試乗! 】
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
燃費と運転体験の両立 フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEへ試乗 電気で最長130km走れるHV!
北米の自動車博物館ハシゴ旅! 往年のF1GPカー「ペンスキーPC-1」に出会えて大感激!!…が、展示車両数の多さにすべてを見ることができずに大後悔…
角田裕毅 初日10番手「一日のなかで状況を好転させ、方向性を見出した。Q3進出のため調整を続ける」/F1第22戦
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!