【欧州で大ヒット】ルノーの小型SUV「キャプチャー」が新型に。2つのハイブリッドの差やライバルとの違いは?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 6
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そんなキャプチャーのライバルとなるのは、同じ欧州コンパクトSUVで、フォルクスワーゲンの「Tクロス」と「Tロック」、そしてフィアットの「600ハイブリッド」、プジョーの「2008」といったもの。中でも日本市場で抜群の人気を誇るのは、フォルクスワーゲンの2モデル、TクロスとTロックです。
では、マイナーチェンジで新しくなったキャプチャーは、その2モデルに対してどのような違いがあるのでしょうか。
まず、サイズと価格帯的がそれぞれ微妙に異なっています。
Tクロス:全長4140mm×全幅1760mm×全高1580mm
キャプチャー:全長4240mm×全幅1795mm×全高1590mm
Tロック:全長4250mm×全幅1825mm×全高1590mm
次に、価格は以下のようになります。
Tクロス:336万8000円~396万9000円
キャプチャー:389万円~454万9000円
Tロック:438万9000円~564万5000円
※高性能版の「R」は699万9000円
つまり、キャプチャーは、2台のドイツ車の間に、サイズも価格も挟まれているのです。
パワートレインも大きな違いがあります。キャプチャーはマイルドハイブリッドとフルハイブリッドに対し、フォルクスワーゲンの2モデルはどちらも純エンジン車です。
Tクロスは1.0Lのターボエンジン(TSI)で最高出力が116ps(85kW)、Tロックが1.5Lのターボエンジン(TSI)と2.0Lのディーゼル(TDI)の2種類でどちらも最高出力が150ps(110kW)となります。また、Tロックには、最高出力300ps(221kW)を誇る「R」があります。
通常モデル同士を比較すると、キャプチャーのマイルドハイブリッドがパワーで優位に立ち、さらにフルハイブリッドを持つキャプチャーが燃費でも優れています。ただし、駆動方式ではTクロスとキャプチャーがFFのみで、4WDを選択できるのはTロックのみという点は重要な違いとなります。
走り味の違いに関しては、筆者の印象では、フォルクスワーゲンの2モデルは、高速走行時の安定性と、純エンジン車としての洗練のパワートレインのフィーリングが魅力です。それに対してキャプチャーは、よりしなやかなハンドリングがあり、電動車らしいスムーズさと力強さ、俊敏性が魅力となります。
価格を考えればTクロスがベストですし、ハイブリッドが欲しいならキャプチャー、4WDが欲しければTロックを選ぶのがおすすめです。また、それぞれに異なるデザインと走り味があるため、そうした好みの部分で選ぶのもいいのではないでしょうか。
(終わり)
>>【デザイン刷新】新型「キャプチャー」を写真で詳しくチェックする
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>>【今どき貴重】250万円以下のSUV、ヤリスクロス・WR-V・CX-3で装備も使いやすさも満足な1台はどれ
(写真:編集部、ルノー、フォルクスワーゲン)
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