【迷惑？】「電動キックボード」普及を妨げる“視点”とは？ 利用者にも“交通違反”が多いという現実も

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電動キックボード利用者の交通違反が多いという現実

前出のある業界関係者は「とはいえ、電動キックボード利用者による交通違反が多いのも事実」としたうえで、次のように続けます。

「警察庁の発表によれば、保有台数における交通違反検挙数の割合は、クルマが約16.1台に1件であるのに対して特定小型原付は約1.9台に1件であったといいます。

こうしたデータを見てもわかるとおり、電動キックボードをはじめとする特定小型原付にはまだまだ解決すべき課題が多くあります。

言うまでもなく、法律というものは『知らなかった』では済まされません。新しいものが浸透するには、社会に一定の寛容さがあることも重要ですが、なによりもまずユーザーが高いモラルを持つことが必要です。

結局のところ、電動キックボード、そして特定小型原付が市民権を得られるかどうかは、ユーザー自身の行動に掛かっていると言えます」

電動キックボードに関しては、悪質なデマや根拠のない陰謀論に基づく批判も見られます。健全な議論がおこなうためには、肯定派であっても否定派であっても、まずは事実をしっかりと認識することが大切です。

（終わり）

（写真：アフロ）