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新型ボルボV90とS90速攻試乗。新世代プラットフォーム採用の走りは?

ボルボらしいセンス良く実用的なインテリア

まずはV90の「T6 AWD インスクリプション」に乗る。全長4935mm、全幅1890mm、全高1475mm、ホイールベース2940mmと大柄なクルマなりに室内が広い。リアシートの足元や頭上のスペースもしっかり確保されている。ボルボのステーションワゴンと言えば、スペースを重視してリアハッチは垂直に切り立っているというイメージが強いが、新型V90ではとうとうこんなに寝てスタイリッシュになった。といっても、容量は560~1526リッターと十分確保されている。荷室の左右も多少えぐられていて、これならキャディバッグを複数積載するのも楽だろう。

SUVとセダン/ワゴンでは室内高が異なるためにところどころ差異があるが、インテリアデザインは全体としてはXC90によく似ていて、ステアリングホイールやシフトレバー、それに9インチのタッチスクリーンなど共有するパーツも多い。そのタッチスクリーンでほとんどの操作を行うため、インパネの物理的なスイッチは8個のみと少ない。スクリーンが静電容量方式ではなく赤外線方式で、手袋をしていても操作が可能なのは、かつてのボルボが手袋をしていても操作ができるよう、スイッチ一つひとつが大きく、間隔も離れて配置されていたことへのオマージュかもしれない。

それにしても、ボルボはウッドパネルの使い方が上手なうえにケチケチせずふんだんに使うので見栄えがする。シートはサイズが大ぶりで、インスクリプションにはナッパレザーが用いられるので、柔らかく手触りがよい。

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