クルマ業界をざわつかせた「トランプ関税」。規制緩和で、あの「アメリカ限定日本車」が日本で買える日が来る?
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 26
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 26
25%という高い税率を突き付けられていたものの、それよりは引き下げた15%というカタチでひとまず決着した「トランプ関税」。トランプ氏のジャイアンっぷりが炸裂でいずれにせよ負け戦だった日本としては、よく頑張った交渉だったと思います。
詳細内容は現時点では正式に発表されていませんが、その合意の条件のひとつに「北米生産車を日本へ輸入しやすくする」という項目があるのだとか。その中身として検討されているのが「アメリカで認証を受けた車両は、日本で販売するための手続きを簡略する」とのこと。
どういうこと?
実は自動車は、国により認証(ナンバーを取得して公道を走れるようにする手続き)が異なります。だからアメリカで公道を走る認可を得ているからと言って、そのまま日本でナンバープレートを取得できるわけではありません。アメリカと日本では認証の内容(公道を走れるクルマの基準)が異なるからです。
そこで「アメリカ製のクルマが日本で売りにくいのは、日本独自の決まりがあるからだ」というアメリカの言い分を解消するために、「(一部の項目は)アメリカで認証を取れば、日本での認証を取ったことにしましょう」というわけ。たしかに手続きは楽になります。
具体的には、「アメリカの排気ガス試験をパスしていれば、日本でもクリアしたこととする」「アメリカの安全基準(日本とは異なる部分もあるが決して基準が低いわけではない)を満たしていれば日本の安全基準もクリアしたことにする」といった内容などが盛り込まれるという噂。それを受けて「たしかにアメリカ生産車を輸入しやすくなる」と自動車業界がザワつきはじめたというわけです。
実は、欧州と日本ではすでにそういった取り決めがあって、お互いに輸出入がしやすくなっています。それをアメリカにも適用しようというわけですね。
それって、日本のクルマ好きにとっても嬉しいニュースじゃないですか? だってアメリカ向けのクルマを輸入車として日本へ輸入しやすくなるから。なかでも、筆者が注目しているのは日本メーカーがアメリカで生産している、日本では買えないアメリカ向け車両。それらが日本で買えるようになれば「クルマ版の帰国子女」と言っていいでしょう。
(次のページに続く)
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