【ポルシェやBWより10倍優れている？】BYDがポルシェ「911」に挑む電動スポーツの公道テストを開始。日本導入の可能性も

BYD 新型スポーツ「デンツァ Z」「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

量産型のデザイン完成度は高そう

ニュルブルクリンクで撮影されたプロトタイプは、ショーモデルのイメージを色濃く残す仕上がりでした。

カモフラージュが施されているものの、2つの大きなエアインテークと小型センターグリル、鋭いLEDヘッドライトが確認できます。バンパー下部にはフロントスプリッターと小型エアロフラップを備え、空力を重視した設計となっています。

サイドビューはロングホイールベースで伸びやかな印象。足元にはアジアンタイヤブランドの「GitiSport（ジーティースポーツ）GTR3」セミスリックタイヤを装着。サイズはフロント275/35、リア325/30とワイドで、高いグリップ性能を想定したセッティングです。

リアエンドには大型固定式ウイングとディフューザーが組み込まれ、LEDテールライトのユニークな造形などにはBYDらしさが漂います。

全体的に、ショーモデルよりも量産を意識した仕上げながら、デザインの完成度は高く、BYDが本格的なスポーツEV市場を狙っていることが伝わります。