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目立ったニューモデル不在で新車販売が減速【マーケット概況・1月】

レクサスが絶好調 スズキ、ダイハツ、マツダも快調

1月のブランド別は、9ブランド中5ブランドが前年実績を上回った。販売台数でトップ3に入ったトヨタ、ホンダ、日産がマイナスだったのに対し、軽自動車の販売比率が高いスズキとダイハツ、新型車を投入したばかりのマツダとレクサス、それに三菱もプラス成長を果たした。

スズキは普通乗用車が前年比335%と3倍以上に伸びたほか軽乗用車も前年超えを達成。全体で11%増と好調だ。普通乗用車の好調ぶりは「スイフトスポーツ」がフルモデルチェンジを機に3ナンバーサイズとなった影響が大きい。

ダイハツは小型乗用車と軽乗用車が好調で、全体では8%のプラスに。マツダは新型SUV「CX-8」の投入で普通乗用車が伸び、軽乗用車についても25%増と躍進して前月に続きプラス成長を果たした。三菱は前年の販売の落ち込みに対し、今年は「アウトランダー」をはじめ普通乗用車の好調(前年比36%増)により全体で16%の伸びを達成した。

レクサスは新型「LS」およびマイナーチェンジを受けた「NX」が好調で前年比60%増という大幅な伸びを示した。一方トヨタブランドは、軽以外は前年実績を割り込み、全体で7%のマイナスとなった。看板車種の「プリウス」や「シエンタ」が減少したことに加え、「C-HR」が発売から1年が経過し、新型車効果が一巡したのが響いた。

ホンダは、小型車と軽は減少したものの、普通乗用車は拡大。「ステップワゴン」が販売をけん引した。日産は「デイズ」が好調で軽は31%の拡大を示したものの、普通乗用車と小型乗用車は前年を割り込み、全体では前年とほぼ同水準という結果となった。

スバルは普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車のすべてで前年を割り込み、全体では24%減と苦戦を強いられた。「インプレッサ」が現行モデルの発売から1年が経過し、新型車効果が薄れた影響もある。

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