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なぜ“他社に勝つクルマ作り”をやめたのか? 開発期間50ヶ月で後手に回った日産が「平均点狙い」を捨てた本当の理由とは

なぜ“他社に勝つクルマ作り”をやめたのか? 開発期間50ヶ月で後手に回った日産が「平均点狙い」を捨てた本当の理由とは

次期スカイライン ティザー

全方位で他社に勝とうとして自滅した過去

クルマを買おうと検討しているとき、「カタログのスペックはすごく良いけれど、なんだかパッとした個性を感じないな……」と思ったことはないでしょうか。

実は、自動車メーカーの内部でも同じような悩みを抱えていました。新車が世に出る頃には、すでに市場のトレンドが変わっている——。近年の自動車業界における開発スピードの加速に対し、日産の従来の開発期間「約50ヶ月」は明らかな後手に回っていたのです。

なぜこれまで、それほどまでに時間がかかっていたのでしょうか。先日、日産自動車が開催した「開発期間短縮の取り組みに関するメディア向け説明会」の場で、日産自身が抱えていた自縄自縛とも言える過去の反省と、現実的な焦りが赤裸々に語られました。

「これまでは、他社の競合車を意識しすぎるあまり、すべての性能で勝とうとしていました」

そう明かしたのは、同説明会に登壇した日産自動車 第一製品開発本部 執行職の山口一之さんです。開発現場では、各セクションが「他社に負けたくない」とあらゆるスペックを詰め込もうとしていたそうです。

しかし、クルマの設計はトレードオフの連続です。装備を増やせば車体が重くなり、重くなれば走りが悪くなる。走りを補おうとすれば燃費が落ちる……。その調整を社内で延々と繰り返した結果、開発期間は間延びし、手戻りが頻発していました。

「最初は大きなアイデアだったものが、社内で揉まれるうちにだんだん削られて丸くなり、最終的には『どこも悪くないけれど、特徴もないよね』というクルマになっていた」(山口さん)

要するに、自ら開発を難しくして個性を消していたわけです。この反省から、日産は全方位で100点を狙う方針を諦めました。尖らせるポイントを絞り込み、それ以外は割り切るという「引き算の設計」へ舵を切ったのが真相のようです。

(次のページに続く)

#日産開発期間短縮 #次期スカイライン #新型車 #日産


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みんなのコメント

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  • 2026/7/30 17:50

    違反報告

    平均点を狙っても常に平均点以下だったもんな。
  • 2026/7/30 17:54

    違反報告

    > 「これまでは、他社の競合車を意識しすぎるあまり、すべての性能で勝とうとしていました」

    そうかもしれんが日産の場合兎にも角にもエクステリアデザインの受けが悪かったよね。いくら中身が優れていてもエクステリアデザインの受けが悪いとディーラーに足も運んでくれないし試乗もしてくれない。乗ったらいいクルマとかよく聞くけどユーザーが試乗しようという気にならなかったもんな。
    これからの日産に期待です。
  • 2026/7/30 17:53

    違反報告

    GTRのように飛び抜けて素晴らしい車を作るか、まったく魅力に乏しい車になるか両極端

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