レクサスIS改良版にサーキットと一般道で試乗。見えてきた進歩と課題
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:市 健治
マイナーチェンジが行われた最新シリーズの中で、今回サーキットと一般道をテストドライブしたのは主に「IS350 Fスポーツ」。1.6トン台半ばの車両重量に対して、最高318psを発する3.5リッターのV型6気筒エンジンを8速ATとの組み合わせで搭載。この期に及び、アイドリング・ストップメカが与えられなかった点に不満が残るものの、こうしたパワーパックのスペックはスポーツセダンの心臓部として、まずは納得が出来るものだ。
実際、その全てのポテンシャルをサーキットで開放すると、ポート噴射と直接噴射を適宜使い分けるV6エンジンは、全回転域で小気味良く吹けあがり、期待と予想通りのパワフルさを味わわせてくれる。思いのほかタイトな駆動力の伝達感が味わえるATの出来栄えもなかなかだ。
今回のサーキット・ドライブには、「GS F」や「RC F」といった、レクサス自慢の5リッターV8エンジンを搭載するモデルも用意されていた。最高で477psというモンスター級のパワーを披露するそうしたモデルと比べれば、IS350 Fの走りの迫力が可愛いものに映ってしまうのも間違いない事柄ではある。
とはいえ、そんな怒涛の速さを備えるFモデルと比しても負けていないのは、その走りのバランス感覚の高さ。例えば、基本的にはコーナーで弱いアンダーステア傾向を示しつつも、「ちょっとフロントが外に出て行ったかな」と察した時点でアクセルペダルを踏む力を緩めてやれば、元のラインに穏やかに戻ってくれるあたりに、いかにも良く出来たFRレイアウトの持ち主ならではの動きを実感することが出来るのだ。
現実問題として、このモデルをサーキットに持ち込もうという人は多くはないだろう。が、こうして限界域までチェックしてみると、その素性の良さを明確に知ることが出来る。サーキットでも退屈しない走りを、このモデルはしっかり提供してくれたのだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
スペックの裏に隠されたGR GTの凄み【工藤貴宏】
旅の夜を彩る「華やぎの章 慶山」迫力の和太鼓ショー【心を満たす温泉宿24選】
プレミアム感増した「A3 スポーツバック」がリーズナブルに。アーバンな限定モデル
年末年始はクルマで出かけよう!9連休で行きたい国内旅行先ランキング NEWT
あなたはどっち派?新型「CR-V」“アーバン”と“タフ”の2つのスタイル提案
「ジャパンモビリティショー」の熱気を再び!話題のトヨタコンセプトカーが富士に集結
雪道に備えよう!ジャッキアップ不要の布製タイヤチェーン「ショーセブン」登場
最終コーナーをまわったアルピーヌ A110【石井昌道】
岩佐歩夢、レッドブルで121周を走り総合5番手「全員が重要なデータを集めることに集中した」ドライビングの改善も実感
F1アブダビポストシーズンテスト|アストンマーティンのジャック・クロフォードが最速タイムを記録。メルセデスは早速アクティブエアロを持ち込む
ヘルムート・マルコ博士のレッドブル退団が正式決定。マルコ博士自ら退任を進言と説明……ミンツラフCEO「彼の意向を尊重しなければいけなかった」
レッドブル、20年以上にわたってチームを支えたヘルムート・マルコの退団を正式発表
販売終了から1年半、三菱「RVR」復活か。コンパクトSUV「エクスフォース」の国内仕立て説が濃厚
「ヤリス」がついに“電動パーキングブレーキ”搭載。2月の改良で大型ディスプレイも採用して装備充実だが…コスト高で廃止される機能も
【販売網は他社の4分の1なのに売れすぎ】三菱「デリカミニ」が受注1万台超。“300万円級デリマルパッケージ”がオーダーの7割弱という異例の人気ぶり
新型トヨタ「ハイラックス」にワイドトレッド仕様の「GRスポーツ」が加わるか…オーストラリアで早くも話題に
スズキで一番売れている登録車は「ジムニー」でなく「ソリオ」。なぜ快進撃を続けるのか? 両車を深掘りして見えた“解”とは
新型「エルグランド」「パトロール」国内投入の真意。復活の青写真は? エスピノーサCEOがメディアに語った日産の未来
【新型「RAV4」、今買うと後悔?】納期“2年待ち”の可能性。一方で次期「ハリアー」は“日本専用&国内増産”で大本命かもしれないワケ
新型「ES」受注開始は年明け以降か。販売店に問い合わせ増も、ネットでは巨大サイズに厳しい声…成功の可否は「LS」の動向次第?
【どうなる?】合併破談から1年。日産とホンダの共同開発協議が再び報じられ“米国向けV6ハイブリッド”の行方が注目される展開に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!