新型CLS発売。メルセデス・デザイン革命の第1号モデルに
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
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6月25日、メルセデス・ベンツは4ドアクーペの新型「CLS」を発表しました。
逆スラントノーズと小さめのヘッドライト、大幅に減らされたラインやエッジ、リアへ下がっていくトランクリッドで組み合わされるエクステリアは、「Sensual Purity(官能的純粋)」という同社の新たなデザイン言語に基づいて構成され、今後のメルセデスデザインにも取り入れられていくことになります。
インテリアは12.3インチの高精細ディスプレイ2組を繋げたコックピットディスプレイや、アンビエントライトが仕込まれた合計6個のタービンルックの送風口、ダッシュパネルの裏にもアンビエントライトが仕込まれるなど、近未来的な雰囲気になっています。座ってみると、薄くデザインされたウインドウに多少の閉塞感はありますが、贅沢な包まれ感がありました。
「CLS 220 d スポーツ」は2.0L直4ディーゼルターボを搭載して799万円、「CLS 450 4MATIC スポーツ」は3.0L直6ガソリン直噴ターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた四輪駆動モデルで1038万円です。
クーペスタイルとセダンの快適性をあわせ持つCLSは、今回のモデルで3世代目になりますが、従来の4人乗りから初めて5人乗りに変更されました。カスタマーから5人乗車定員への要望が多く採用に至ったようです。
クーペフォルムは、特にリアのヘッドスペースの確保が課題になりますが、新型CLSは前モデルより寸法が広くとられています。デザインと機能の両立は、メーカーにとって難しい課題ですが、40:20:40の分割可倒式バックレストの採用や、トランクスペースが拡大されるなど、日常の利便性向上も配慮されています。
新型CLSには、自動レーンチェンジ機能やドライバーが気を失うなどの緊急時に車線内に安全に停止する機能などを含む、昨年発表された「Sクラス」セダンと同等の「インテリジェントドライブ」が全モデルに標準装備されています。また、24時間緊急通報サービスなど緊急時の「安心安全サービス」、スマートフォンアプリによる車両の確認やリモートパーキングアシストなどの「快適サービス」、コンシェルジュによる「おもてなしサービス」などのテレマティクスサービスも標準装備されます。
販売に関して、メルセデス・ベンツ日本はディーゼルモデルがガソリンISGモデルより多く販売されると想定しているようです。また、編集U的にはCLSが高い実用性を備えていくとEクラスとの差別化が薄れてしまうので、今後もデザインコンシャスな4ドアクーペとしての存在価値を追求して欲しい気がしました。
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