新型「ランクル250」のスタート価格は500万円台後半。北米仕様から割り出した!
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 126
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 126
2024年登場が発表された新型「ランドクルーザー「250」。その“ランクルらしい”ルックスから、認知度の高い「プラド」から「250」へのサブネームの変更や、大幅なプレミアム化はそれほど問題とはならず、ビジネス的な成功は間違いなしと評価する声が多いように感じます。
とはいえ、ランドクルーザー250の日本での価格帯についての公式情報はほとんどありません。インフレで生活を切り詰めることを余儀なくされている日本の庶民が、新しくなったランクルを買えるだけの余力がたっぷりあるわけもなく、価格次第ではランクル苦戦やむなしという状況も考えられなくはないのです。
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では、新型ランドクルーザー250の価格帯はどうなるのでしょうか。そのヒントになりそうなのが北米仕様。北米トヨタ自身が新型ランドクルーザーのスターティングプライスを5万ドル(約725万円)とアナウンスしているからです。
もっとも北米版ランドクルーザー(彼の地では250のサブネームはつきません)に搭載されるパワートレインは、2.4Lターボの「i-FORCE MAXハイブリッド」だけです。2.4Lターボと48馬力のモーター、そして8速ATを組み合わせ、1.87kWhのニッケル水素電池を積むこのハイブリッドのシステム最高出力は326馬力と発表され、新型ランドクルーザー250のフラッグシップといえるパワーユニットになっています。
<写真:i-FORCE MAXハイブリッド>
これに対して日本仕様のランドクルーザー250が積むパワートレインは、2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの2種類。仮に日本にもi-FORCE MAXハイブリッドが設定され、その価格が725万円だとすれば、ハイブリッドとNAエンジンの価格差を計算することでランドクルーザー250のスターティングプライスが予想できるはずです。
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ここで参考になるのがクラウンクロスオーバーとアルファードです。クラウンは2.4Lターボハイブリッドと2.5Lハイブリッドをラインナップ、アルファードは2.5Lハイブリッドと2.5Lガソリンエンジンを設定しています。それぞれ装備が同等のグレードからパワートレインの差額を計算していけば、北米仕様のランドクルーザーから日本のランドクルーザー250の価格感が導けるはずです。
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結論からいえば、日本におけるランドクルーザー250のスターティングプライスは575万円前後になりそうです。
根拠となる計算式は非常に単純なものです。クラウンクロスオーバーの2.4Lターボハイブリッドの上級グレードと2.5Lハイブリッドの上級グレードの価格差が70万円で、アルファードのエントリーグレードにおけるハイブリッドとガソリンエンジン車の価格差が80万円となっています。
クルマの価格は単純にコストで決まるものではなく、装備や機能差に対して、ユーザーが許容できる範囲内でしっかりと儲けが出るように決められるものです。クラウンやアルファードの価格設定から逆算的に考えると、2.4Lターボハイブリッドと2.7Lガソリンエンジンの価格差は150万円くらいがユーザー心理における許容範囲なのでしょう。
ランドクルーザーの2.4Lターボハイブリッドを日本導入した際の参考価格が725万円と仮定すれば、そこから150万円を引いた575万円が、ランドクルーザー250の2.7Lガソリンエンジン車のスターティングプライスとして、マーケティング的に適切と考えられるのではないしょうか?
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