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新型パサート、圧倒的なクオリティと存在感

キャビン、ラゲッジともに拡大

全長は2mm短縮されたが、室内長は33mm拡大されている。元々広かった後席は更に余裕を増していて、膝の前には十分なスペースが確保されているし、前席シート下に爪先がすんなり入るから、姿勢としてはとても寛げる。残念なのは、おそらく全高が低くなった分、座面も下がっているのだろう。頭上空間は十分でも目の前に前席シートバックが大きく構えていて、今イチ開放感に乏しいことである。

これまた先代も使い切れないほどだったラゲッジスペースの容量も拡大されている。セダンのそれは21L増の586Lで、ヴァリアントは47L増の650L。後席を倒して天井まで積み上げれば、容量は1780Lにも達する。ビジネスユースではなしにこれだけの容量を使い切るのは、きっと簡単ではないだろう。特にヴァリアントは、これでこそパサート。他にはなかなか替えが利かないと感じさせる。

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