【あの頃、あいつと風になった】オープンカーの魅力を現代に蘇らせた傑作 初代「ロードスター」
掲載 carview! 文:横田 宏近 36
掲載 carview! 文:横田 宏近 36
専用のFRシャーシは、素直なハンドリングとコントロール性、そして理想的な重量配分を実現するために設計された。サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式で、細かなセッティングが可能だった。
エンジンは、当時のファミリア用1.6L直列4気筒自然吸気エンジンを縦置きにしてリファインしたもので、120psという平凡な数値ながら、ロードスターにはぴったりなパワー感を備えていた。
ボディはフルオープン2シーターで、幌は手動で簡単に開閉可能。スタイリングは、古典的なライトスポーツの文法を守りつつ、モダンでタイムレスなデザインだ。
ロードスターの走りの楽しさは、まさに「人馬一体」だ。操る楽しさ、走る楽しさが一体となったドライビングは、乗るたびに新鮮な感動を与えてくれる。まさに、運転の楽しさを再確認させてくれるクルマだった。
(終わり)
(写真:マツダ、トヨタ)
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