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次期「ボクスター/ケイマン」は冷却問題で苦戦中、EV販売も大幅未達。ポルシェの先が読めない

次期「ボクスター/ケイマン」は冷却問題で苦戦中、EV販売も大幅未達。ポルシェの先が読めない

新型3列SUV「K1」のプロトタイプ

カイエンを超える巨体の電動3列SUVも開発中

ところでポルシェにはもう一つの隠し玉がある。それはカイエンを超える電動メガSUV、すなわち3列の7シーターモデルで、社内では「K1」と呼ばれている。使用される予定のプラットフォームはVWグループ内の「SSP」(スケーラブル・システム・プラットフォーム)をポルシェがモディファイした「SSPスポーツ」である。

狙う市場は中国と北米で、クーペ状のなだらかに後方へ落ち込むルーフラインをもっている。このモデルはようやくデザインフィックスが終わったばかりで、ポルシェ開発センターのあるヴァイザッハ周辺を走るプロトタイプはカイエンをベースにホイルベースを延長した偽装車だ。

>>ポルシェ次期モデルのテスト風景をギャラリーで見る

予想されるリテール価格はおよそ20万ドル(約3100万円)で、量産ポルシェモデルの中で最も高価なプライスタッグがつけられる。生産はライプチヒ工場で行われ、2027年からのデリバリーが予定されている。

(終わり)

写真:SBM/Kimura-office

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