車の鍵の電池を自分で交換する方法。応急処置や予防法も解説【購入ガイド】

車の鍵の電池を自分で交換する方法。応急処置や予防法も解説

近年発売されている車は、その大多数がキーレスエントリーシステムを搭載しています。キーレスエントリーシステムは、メカニカルキーを使わずに鍵の開錠・施錠ができるシステムです。利便性の高いシステムですが、金属製の鍵にはなかった問題も起こり得ます。鍵の電池切れや故障などで、ドアが開錠できなくなってしまうかもしれません。

この記事では、鍵が開かなくなってしまったときの原因や鍵の電池交換方法、急な電池切れの際の対処方法などをご紹介します。

• ※目次※
• 1.車の鍵が開かない時に考えられる3つの理由
• 2.車の鍵の電池を自分で交換する方法
• 3.車の鍵の電池交換は依頼もできる
• 4.車の鍵の電池残量をセルフチェックする方法
• 5.出先で車の鍵の電池が切れた時の対応方法
• 6.急な車の鍵の電池切れやインロックを予防しよう

車の鍵が開かない時に考えられる3つの理由

外出先で車の鍵が開かなくなってしまうと、途方に暮れてしまうのではないでしょうか。車の鍵が開かない原因にはいくつかの原因が考えられますが、日ごろ注意深く行動することである程度回避できます。

まずは、鍵が開かなくなってしまう一般的な理由を把握して、トラブルを避けましょう。ここでは、それぞれの原因を詳しくご紹介します。

インロックしてしまった

「インロック（インキー）」とは、鍵を車内に置いたままドアを閉めてしまい、開錠できなくなる現象です。インロックしてしまった場合は、「スペアキーで開ける」「ロードサービスを呼ぶ」「鍵開け専門業者を呼ぶ」「119番に通報する」などの対処が必要となります。

スペアキーが手元にあれば問題は簡単に解決できるのですが、無い場合はロードサービスか鍵開け専門業者を利用する必要があります。また、気温の高い時期に子供やペットを閉じ込めてしまった場合など、命に危険が及ぶ場合はすぐに119番通報して助けを求めましょう。

鍵の充電が切れている

近年搭載車が増えているスマートキーやキーレスキーは、鍵の電池が切れてしまうと開錠できません。外出先で電池切れを起こした際は、新しい電池を入手するかメカニカルキーを使って鍵を開錠しましょう。

ただし、新しい電池の入手が難しく、メカニカルキーも手元にない場合は、インロックの時と同様の手法で施錠します。なお、使用頻度によっても異なりますが、電池の寿命は一般的に1～2年と言われています。出先で困らないよう、定期的に交換を心がけましょう。

鍵や車が故障している

インロックもしておらず電池も切れていない場合は、鍵や車が故障している可能性があります。キーレスエントリーシステムは電子制御されているため、車のバッテリー上がりや故障などによって電装系への電力供給が断たれると使用できません。

鍵本体が故障してしまった場合は、ディーラーに相談して修理を依頼しましょう。なお、日頃から鍵を大切に扱い、車のバッテリーなどをこまめにメンテナンスするよう心がけることが大切です。