【結論】中国と開発した「マツダ6e」が「マツダ6」後継モデルとして日本発売される可能性が低い複数の理由
掲載 carview! 文:モンキープロダクション 54
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EZ-6/6eは、長安汽車が販売する「深藍(ディーパル)SL03」という後輪駆動セダンのシャシーやパワートレーンを流用したモデルと言われています。つまり、マツダ自身がゼロから開発したクルマではありません。
それもあってか、EZ-6/6eで採用されているインフォテイメント機能も、長安汽車のものを流用している模様で、お馴染みの「マツダコネクト」とは別物です。このほかにもEZ-6/6eには長安汽車の設計思想が随所に見られ、マツダ独自の使い勝手やデザインを期待する日本のファンが違和感を覚える場面も少なくなさそうです。
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このようにEZ-6/6eは謎な部分も多く、いずれにしても、これを日本導入する意思をマツダはまったく示していません。
しかし2025年に入ってから、日本でも「マツダ6e」の商標登録を出願した…との情報も出てきました。もちろん、この車名はすでに欧州で使われるので、日本でも押さえておくという行為は不自然ではありません。
しかし、日本でも商標登録されたとすれば、6eを日本でも乗りたいと思うのがファン心理というものです。6eが欧州同様にBEVだけだと日本導入へのハードルはさらに高く思えますが、そのベースとなったEZ-6は中国ではPHEVも用意しており、日本でもBEVのみの商品企画よりは勝機がありそうです。
さらに、先日の2025年4月23日に開幕した上海モーターショーで、長安マツダはEZ-6に続く第二弾となる「EZ-60」を公開しました。ご想像の通り、EZ-6とメカニズムの多くを共有するSUVです。またマツダは、長安マツダとの協業による新モデルを今後も継続投入していくことを発表しています。
それと同時に、マツダは同社初となる専用プラットフォームを採用する独自のBEVも2027年に導入予定としています。マツダが計画している独自のBEVと、長安マツダにどんなつながりがあるのか、その一環としてEZ-6/6eの国内導入はやはりあり得ないのか、そしてマツダらしい「人馬一体」、「走る歓び」を電動化時代にどのように表現していくかについて、今後も注視していきたいところです。(終わり)
(写真:マツダ、ホンダ、トヨタ、日産)
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