三菱エクリプスクロスPHEVはキャンパーも注目するハイブリッドの価格で買えるプラグインハイブリッド
2020/12/25 11:55 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 55
2020/12/25 11:55 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 55
大きく気になった点はないが、ヘッドアップディスプレイはフロントウインドウに投影するタイプではなく、その手前に出現する透明のプレートに情報を映すタイプ。できればウインドウに直接投影してくれたほうが見やすいし、見栄えもよい。コストの面でこちらが採用されたのだろうが、ヘッドアップディスプレイは必須の装備ではないので、ガラスが無理ならメーター内の表示を見やすくすることに注力してもよかったのではないか。もう一点、ATのPポジションはレバー操作ではなく、レバーのすぐ近くのスイッチを押して入れるのだが、やや押しにくい。
欧州勢を中心に多くのPHEVモデルが日本で販売されているが、それらに対する三菱のPHEVモデル(というか日本メーカーのPHEV全般)の優位性は給電性能だ。つまりバッテリーに蓄えた電力を車内や車両の近辺で電化製品を動かすのに使える(最大1500W)。アウトランダーPHEVがキャンパー、とりわけキャンピングトレーラーを牽引する人々に人気の理由はそこにある。彼らはこれまでアウトドアでの電力を発電機やポータブルバッテリーに頼ってきたが、13.8kWhの容量があれば十分な電力を取り出すことができる。ホールドモードやチャージモードをうまく使えば、満充電で目的地に到着してキャンプを始められるというわけだ。
また急速充電口にV2H機器を接続することで車両に蓄えた電力を家で使うこともできる。満充電の状態で一般家庭約1日分の電力を取り出せるほか、エンジンをかけて発電すれば満タンで約10日分の電力を取り出すことができる。災害時に有効。割引がある時間帯に車両に充電し、割引のない時間帯に車両の電力で家庭の電気を使うこともできる。使いこなせば相当な節約になりそうだ。欧州メーカーのPHEVは不思議と(EVでさえも)給電機能が備わっていない。これは大きな差だ。
エクリプスクロスのPHEVモデルは384万8900円~。減税や免税を考慮すると目下国内人気ナンバーワンSUVのトヨタRAV4ハイブリッドの4WDモデルと変わらない戦略的な価格設定となっている。HVの価格でPHEVに手が届くとなれば迷うこと必至。
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