「ミニランクル」と噂されていましたが…「ランドクルーザーFJ」が想像以上にビッグな件。せめて価格と納期は“ミニ”にしてもらいたい！

トヨタ RAV4

“ミニ”と名のつくクルマはだいたい都市部で扱いやすい

世の中には、“ミニ”と名のつくクルマがいくつか存在します。

クラシックの「mini」、BMW製の「MINI」、「パジェロミニ」、「デリカミニ」などなど（漏れがあったらコメント欄へどーぞ）。「ミニカはどうなんだ！」「いまのMINIはミニじゃねぇ！」という議論はさておき、ここで挙げた“ミニ”という車名がつくクルマはおしなべて都市部で扱いやすいサイズです。

そのため、筆者の中で「ミニランクル＝街中でも扱いやすいサイズのランクル」というイメージが勝手にできていたのです。

そもそもトヨタは「ミニランクル」なんて一言も使っていないので、筆者の勝手な勘違いなのですが（汗）、“ミニランクル”ことランドクルーザーFJがどれほどのサイズかというと、ちょうどジャパンモビリティショー2025で近くに展示されていた新型「RAV4」と、全高以外はだいたい同じです。2m弱の全高で大きく見えたとも言えます。

＜新型RAV4＞
全長：4600mm（+25mm）
全幅：1855mm（±0mm）
全高：1680mm（-280mm）※HEV車
ホイールベース：2690mm（+110mm）
※括弧内はランドクルーザーFJとの比

日本でも現行RAV4は大量に走っているので、それはつまり世間一般的に困ることはないサイズなのでしょうが、運転が苦手な人にとって都市部や狭い路地などでやや気を使うかもしれません。

もちろん、ランドクルーザーFJの高いアイポイントやスクエアな形のおかげでRAV4よりは運転しやすそうですが、主戦場がアメリカであるRAV4とほぼ同じというのが、ランドクルーザーFJのサイズ感です。ちなみに、室内の広さや快適性は、モノコックSUVのRAV4の方に軍配が上がるので、そのようなものをお求めの方はRAV4の方がオススメです。