日常使いもできるサーキットマシン、ミニ JCW GP。ドイツでは日本から逆輸入の話も浮上
2020/05/28 11:55 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 74
2020/05/28 11:55 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 74
1960年代の若きエンスージアストの憧れは英国車、それもミニだった。クラシック・ミニにはクーパー、ダウントンなど様々なチューナーが存在しており、さらに夢を掻き立てていた。そして21世紀にBMWの傘下に入ったクーパーが復活すると、さらにホットなJCW(ジョン クーパー ワークス)が登場。2006年にはその頂点としてGPキット、2012年に独立したモデルとして「GP」が2000台限定生産された。
3世代目が待ち望まれる中、ミニは2019年のニュルブルクリンク24時間レースでプロトタイプによるデモンストレーション走行を披露した。さらに同年秋に開催されたLAオートショーで「ミニ ジョン クーパー ワークス GP」が正式発表されたのであった。
今回は量産モデルの出荷に合わせて、我々ジャーナリストにオンロード試乗のチャンスが与えられた。最新のJCW GPは2014年に発表されたF56、すなわち3ドアをベースにしているが、一見してタダモノではないオーラを放っている。最も目につくのはルーフ後端にある2階建てのスポイラーで、フロントエプロンと一体化されたリップスポイラーと組み合わされ理想的なダウンフォースを得るように計算されている。
ブラックのハニカムグリルは真っ赤なラインとGPのロゴが印象的だ。リアに回るとユニオンジャック柄のLEDテールライトの65mm径のツインエグゾーストパイプ、8J×18インチホイールと225/35R18サイズの大径タイヤを収めるためのカーボン製オーバーフェンダーが視覚的な安定感を与えている。
キャビンに入っても興奮は増すばかりだ。リアシートが取り払われた空間はまるでリアコンパートメントへの侵入を禁止しているような真っ赤なボディ補強バーが左右に渡されている。
サポートに優れた形状を持ったスポーツシートに腰を落とすと、前方にはBMWの最新操作システムのオペレーション7.0、すなわちフルデジタルコクピットが目に入る。
春の全国交通安全運動、感染対策を実施して 4月16日から
話題の新型SUV 新型「ヴェゼル」と比較! ヤリスクロスやキックスと違いはナニ?
【スーパーGT】笹原右京「もっとデータを集める必要がある」今季使用のダンロップタイヤを語る
5Gを活用して対話---自動運転車いす体験会 NTTドコモ
20インチ鍛造アルミに新色登場!「LEGEND」用 無限パーツ追加
3月8日は黄色いミモザの花を贈ろう! フィアットが黄色い限定車を発売
ドゥカティ パニガーレV4 SP 日本導入…ホモロゲ仕様より速い? 価格は449万円
蘇る大冒険活劇!『レイダース失われたアーク《聖櫃》』4Kリマスター版4DX
「OZ」ホイールが創立50周年、勝つためのホイールとしてさらに進化
「筑波スーパーラップ伝説」オートセレクト&フジタエンジング作の名チューンドが爆走!!【V-OPT】
イタリアの春を象徴するボディカラーを採用した限定モデル「フィアット 500/500C ミモザ2」発売
動く会議室「モバイルオフィス」を東京丸の内に設置 3月8-12日
トヨタ C-HR 価格差はあるがハイブリッドがおすすめ、グレードはSでも豊富な装備
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある
マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
トヨタ クラウン 日本に特化した文化遺産的な一台。3種のパワーユニットの選び方は?
新型911 GT3を一足先に取材。スワンネック形状のウイングを採用した理由とは?
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる