スズキ 軽ワゴン×SUV＝ハスラーを発表！

スズキは12月24日、ワゴンRをベースに新開発した軽クロスオーバー「ハスラー」を発表した。SUVテイストの個性的なデザインの中に、軽ワゴン同等の室内空間とラフロード走破性を両立。日常からアウトドアまで24時間楽しめる、新ジャンルの軽として提案する。

■力強くアクティブなエクステリア

エクステリアは「他車との違いがひと目でわかる」「見ただけで楽しくなる」を目指したという通り、個性的かつ存在感あるデザインが採用された。垂直近くまで立てたAピラーや、ボディ下部に配された黒色の樹脂パーツがSUVらしい力強さを表現。また、ヘッドランプデザインや、前後バンパーのシルバー塗装、LEDストップランプを組み込んだリアコンビネーションランプなど、各所でこだわりを打ち出した。ハスラーの個性を強調する2トーンルーフは、ボディ色によってホワイトとブラックの2種類が用意された（Aを除く）。

■ワゴンRゆずりの機能と装備

アウトドアで活躍しそうなテーブル機能付きインパネボックスや、助手席シートバックテーブルに加え、豊富な収納スペースを装備。ハスラー開発当初から同時に企画されたという、多彩なアウトドアシーンに対応するアクセサリー（別売り）は趣味に合わせて選択可能だ。シートは、フルフラットはもちろん、リアシートを左右独立してフラットにできるなど、多彩なアレンジが可能になっている。

■SUVの走行性能と最高29.2km/Lの低燃費を実現

大径タイヤの装着と、ワゴンRよりも30mm高い180mm（FF）の最低地上高の確保により、積雪地域などを想定したラフロードでの走破性を高めた。また、フロントスタビライザーの全車採用と、コイルスプリングばねレートの最適化により、安定感ある乗り心地を実現したという。パワートレインは660cc直列3気筒にCVTが組み合わされる。燃費は「エネチャージ」「新アイドリングストップ」など４つの技術からなるスズキグリーン テクノロジーの採用により、29.2km/L（NA・FF・CVT）をマーク。ターボ車でも26.8km/L（FF・CVT）を達成している。

■充実した新機能と安全技術

4WD車には、急な下り坂で車速を制御するヒルディセントコントロールと、雪道やぬかるみからの発進をサポートするグリップコントロールを軽自動車で初めて搭載した（Aを除く）。またCVT車には、衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、急ブレーキ時に自動でハザードランプを点滅するエマージェンシーストップシグナル、自動ブレーキと出力コントロールで安定走行を補助するESPが標準装備される（Aを除く）。価格は104.895万円～157.605万円。