納得？ レクサス、BEV「UX300e」を一部改良。50万円アップも航続距離は40%向上

UX300eが一部改良

レクサスは3月30日、コンパクトクロスオーバー「UX」シリーズのバッテリーEVモデル（BEV）である「UX300e」を一部改良した。

航続距離が40%向上

UXは、「クリエイティブ・アーバン・エクスプローラー」をコンセプトにした都会派コンパクトクロスオーバーで、2018年に登場した。UXのBEV版であるUX300eは、2020年にブランド初のBEVモデルとして登場し、電動化を推し進めるレクサスの先駆的モデルを担っている。

今回発表した一部改良では、新たに開発した電池パックの導入により電池容量を54.4kWhから72.8kWhへと増強。これにより、航続距離は従来比で約40%アップの512kmとなった。

BEVとしての魅力もアップ

「パフォーマンスダンパー」やボディ剛性の強化とともに、電動パワーステアリングやアブソーバーなどの最適化により走りを深化させたほか、予防安全技術「レクサス・セーフティ・システム＋」の機能を拡充した。

インテリアでは、大型化・高解像度化したタッチディスプレイを搭載した最新のマルチメディアシステムを採用し、USBコネクタ（Type-C）を追加するなど使い勝手を向上。さらに、「V2H機器」を繋げることでクルマに蓄えた電気を自宅へと供給できるV2H機能に対応するなど、BEVとしての魅力に磨きをかけている。

価格とグレード

UX300eの価格は「バージョンC」が630万円、「バージョンL」が685万円となっており、旧モデルから50万円ほどの値上がりとなっている。