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911カレラ4&4Sに試乗 ポルシェ4WD早わかり

ニュルのラップタイムはカレラSと同じ

白い景色が目に入るとスロットルを踏み込む右足が緊張する。もし、万が一路面に残っている雪でタイヤが滑ったら…そんなことを考えるとカレラ4/4Sは本当に頼もしいヤツだ。ポルシェ社は今回、すべてのカレラ4/4Sに冬用タイヤを装備していた。ポルシェの解説書にはサマータイヤは外気温が4度くらいが限界だと書いてあるのは、雪が降らなくても冬用タイヤを履くべきだからであり、トレッドゴムが冬用タイヤでないと充分に温まらないことをポルシェは警告しているのだ。

スピード規格がZRからVRになったこともあって乗り心地は素晴らしい。日本のスタッドレスタイヤとは異なりドライ路面でも充分に踏ん張ってくれる。かなり攻めても、コーナーで腰砕けとなることはなく、グリップと剛性感のバランスが優れている。

新型カレラ4/4Sは電磁クラッチ式4WDシステムを装備しているので、前後にトルクを配分するPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム)は、フロントタイヤへのトルク伝達をデリケートかつ瞬時にコントロールしている。

カレラ4/4Sの場合はオーバーステアの挙動となると、まずPTMが介入しフロントへのトルク配分を増やして、安定性を確保する。もし、ドライバーがリヤが流れても、カウンターステアを操作し、さらにスロットルを踏み込んでいるなら相当に腕のあるドライバーだと判断し、PSM(横滑り防止装置=ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)の介入は遅らせるそうだ。逆にドライバーがオーバーステアをコントロールできそうもないと判断するとPSMを使って強制的に挙動を安定させる。

ドライバーの意志を汲み取ることができるアルゴリズムを採用したので、ニュルブルクリンクのラップタイプはカレラSよりも50kg重いにもかかわらず7分40秒というカレラSと同タイムで走り切る。カレラ4/4Sのオンリー技術だ。

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