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ポルシェ マカンはSUVで唯一、感動レベルのハンドリングをもっている

この価格帯のSUVから走りで選ぶならマカン一択

ポルシェ初のSUV、「カイエン」の弟分として2014年に発売された「マカン」。いまでは全ポルシェ販売の4割を占める中核モデルとなり、比較的スポーツカー比率の高い日本でも全体の3割を占める人気モデルに成長した。人気のSUVであることに加え、600万円台後半スタートという価格設定、カイエンよりひとまわりコンパクトなサイズなど、客観的なヒット要因はいくつもある。

とはいえ、マカンの真の価値はそれとは別の部分にあるというのが僕の持論だ。もちろん、価格やサイズも大切な要素だし、ポルシェというブランドが大きな吸引力を持っていることも否定しない。しかし、そういった表面的な部分に魅力を感じて購入した人も、マカンとともに暮らすにつれ、いつしかその類い希なる魅力にノックアウトされる。ほとんどのオーナーは次もポルシェにしようと思っているだろうし、他社銘柄に移った人も、いつかはまたポルシェに戻りたいと感じているはずだ。

そう、ポルシェの真の魅力とは表面的なものではなく、その走行性能にある。そしてそれはスポーツカーではなくSUVでもはっきりと体感できるのだ。まず最初に断言しておこう。走りの気持ちよさを基準にこの価格帯のSUVを選ぶならマカン一択である。そんなマカンが4年を経てマイナーチェンジを受けた。

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