センスよし、走りよし! プジョー「205GTI」が愛された理由ーーおしゃれ好きがハマった80年代FFスポーツの魅力を探る
掲載 carview! 文:koensha 9
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なにより魅力的だったのは、その走りである。吹き上がりの良いパワーユニット、軽量でコンパクトなボディ、そして卓越したフットワークの絶妙なマッチングが、独自のスポーツ世界を構築していた。なかでも初期型の1.6リッターバージョンはエンジンレスポンスが良く、スポーツ性はピカイチだった。
タイトなコーナーが連続するワインディングロードは、まさに無敵。ひらひらとコーナーを舞うように駆け抜けるフィールは格別だった。その味わいはまさにFFライトスポーツ。スポーツ派ドライバーの意志にあくまで忠実なフットワークは、FF車の新領域を切り開いた存在だった。
ハードに攻めても高度なハンドリングバランスを見せ、また少し硬めのストロークをたっぷりと取った猫足も印象的だった。205GTIは、最新の208よりも楽しいハンドリングマシンといえる。
(終わり)
(写真:プジョー)
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