最高速500km/hを出すためには直線が足りない? 3000馬力の怪物EVに立ちはだかる「ぶっ飛ばし続ける場所がない」という狂った問題
掲載 carview! 文:工藤 貴宏 155
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突然ですが、市販車の最高出力の頂点はどこまで到達しているかご存じでしょうか。
「500psあれば凄い」なんていっていたのはもう四半世紀前。昨今はモーターの怪力にものを言わせるハイスペックEVの登場により、1000psなんていうのはそう珍しいものでもなくなってきました。
1015psのランボルギーニ「レヴエルト」(これはV12エンジンを組み合わせるハイブリッドカー)をはじめ、1020psのテスラ「モデルS プレイド」、1034psのポルシェ「タイカン ターボ GT」など日本で正規販売しているモデルがいくつか存在。そう遠くないうちにメルセデスAMG初のBEV「AMG GT4ドアクーペ」も入ってくることでしょう。こちらは1169psですね。
でも、世界を見回すと“パワーインフレ”はそんなレベルではとても収まらない。たとえばロータスは最高出力2000psの「エヴァイヤ」を130台限定で生産し、お値段4億5000万円ほどで市販。
そう聞いてもよい子は「ロータスってそういうクルマを作る会社なんだっけ? 軽さこそ命なのでは?」なんて疑問は抱いてはいけません。とても残念なことですが、もう同社には創業者コーリン・チャップマンの魂はないのです。
さて、話がそれましたが市販車最高出力の話に戻ると上には上がいます。
中国最大規模の自動車メーカー「BYD」には「仰望(ヤンワン)」という最高峰ブランドがあり、そのスーパーカーである「U9」がなんとも凄い。
同車は日本への正規輸入はありませんが、2025年のジャパンモビリティショーにおいて同社のブースに参考出品として展示されていたので見たことある人もいることでしょう。
エア&油圧のアクティブサスペンションにより車体を上下させてダンスをしたり、前後左右独立となる4つのモーターを使ってその場で360回転したりと、走行性能以外でも見せ場が多いスーパーカーです。そういう「どうでもいいけど楽しい」という発想が今の中国車らしいですね。
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