740ps&4WSを採用した「アヴェンタドール S クーペ」に海外試乗
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
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もちろんアヴェンタドールS、動力性能が上がっただけではなく、前後にアルミのサブフレームを持つカーボンファイバーモノコックをベースとするシャシーやボディにも、様々な手が入れられた。
そのひとつは4WS=4輪ステアリングシステムの採用で、ポルシェなどの場合と同じく、低速ではステアリングと逆方向に、高速では同方向に後輪を操舵して、低速での俊敏性と高速での安定性を向上させている。その切り替えポイントは、120~130km/h前後だという。
それにともなって、レーシングカーのようなプッシュロッド式のサスペンションもセッティングが変更され、ランボルギーニ磁気粘性サスペンション=LMSも採用された。
ではボディはどうか。まずスタイリングについていえば、横から見たフォルムは変わっていないものの、その前後には明確に手が入れられ、これまで以上にアグレッシブな動物的表情を持つに至っている。
と同時に、ボディのフロントエンドとリアエンドには空力関連のモディファイが施された。その結果、例えばフロントのダウンフォースは先代アヴェンタドールに比べて130%も増加しているというから、高速での直進性やハンドリングは確実に改善されているはずだ。
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