【ディーゼル並みの燃費】メルセデス新型「CLAシューティングブレーク」はEVとHEVの2本立て…9月公開へ

メルセデスベンツ EQA

「EQA」の名前は消滅

もう1つの選択肢であるバッテリーEVモデルに関して、メルセデスベンツは今後「EQA」とは呼びません。

同社はバッテリーセルの化学的性質の改良に大きな進歩を達成しており、より効率的で高密度にパッケージ化され、大型車の技術を搭載した新しい電気駆動モーターを導入しています。バッテリーは、58kWhのリン酸鉄リチウムパックと、85kWhのニッケルマンガンコバルトパックの2種類が提供されます。

そして同社は、バッテリーEVパワートレイン全体で750km以上の航続距離を実現する「可能性」があるといいます。急速充電と電子機器の効率化により、このバッテリーEVは800Vアーキテクチャを使用し最大320kWの充電を可能にしており、これは10分で最大300kmの走行距離を充電できることを意味していると言います。

バッテリーEV仕様には、後車軸に最大272PSを発揮する電気駆動モーターが搭載されます。後車軸の電動モーターには、高速時のモーター効率を向上させるように設計された2速ギアボックス（ポルシェ「タイカン」やアウディ「e-tron GT」とよく似ています）が搭載されています。

また、全輪駆動バージョン（4マチック）では、フロントアクスルに108PSの電気モーターも搭載されます。