【中国のテスラ】こと急成長ブランド「ニオ」に乗った。驚きの新機能“交換式バッテリー”はアリかナシか?
掲載 carview! 文:Kimura Office 34
掲載 carview! 文:Kimura Office 34
近年、国際的に急成長を遂げたBYDに続いて、中国には小鵬汽車(シャオペン)、 理想汽車(リ・オート)そして蔚来汽車(ニオ)が3大BEVメーカーとして知られている。※蔚来(読みはウェイライ)
今回紹介する「ファイヤーフライ(ホタル)」を発表した「ニオ」は“中国のテスラ”と呼ばれ、2018年には1341馬力のハイパースポーツBEV「EP9」で、ニュルブルクリンクの最速ラップタイムを記録するなど欧州で華々しいデビューを飾ったのも記憶に新しい。
>>【中国のテスラ】ニオのファイヤーフライやEP9の内外装を画像で見る
さらに中国では電池交換システム(クルマを充電器につなぐのではなく、バッテリーが減ったら充電済みのバッテリーを入れ替える方式で、数分の交換時間でチャージできる。専用のステーションで、車両の位置決めや交換も自動)を導入するなどチャレンジングな存在を放っている。
最新モデルであるファイヤーフライは今年の秋から欧州で販売される。全長ちょうど4mのコンパクトハッチバックで、欧州での価格はエントリーEVのボーダーラインと言われる3万ユーロ(約490万円)程度と予想されている。
中国での試乗会に現れたファイヤーフライのデザインはホタルを思わせる小径の3つのヘッドライトと、同じ意匠のリアライトがユニークでかわいらしいモデルで、全体のシルエットはどこか「ホンダe」を思わせる。
インテリアも気取らないシンプルなデザインで、ソフトプラスチックを多用して安っぽさを回避している。妙なデコレーションや模様などによる背伸びした感じがなく好ましい。
一方インフォテイメントもフルデジタルで、ドライバーの正面の楕円形ステアリングホイールのコラムにマウントされたスマホ大のコックピットディスプレイと、ダッシュボード中央に13インチの大型タッチスクリーンが用意されている。
充電プランを含む重要なアプリなど、インフォテイメントの内容は豊富で、アップルカープレイとアンドロイドオート対応はもちろん、ナビゲーションではニオのデジタル・コドライバーである「ノミ」の妹である「ルモ」に助けを求めることができる。
このモデルではコックピット横のボールからギョロギョロと目を向けることはないが、同じようにフレンドリーで親切で、ChatGPTのおかげで、各国語を使って車外でも質問に答えることができる小さな天才である。これこそが中国車の強みであるSDV(ソフトウェア先行で開発されるクルマ)だ。
(次のページに続く)
|あわせて読みたい|
>>“できる”ではなく“実際にやる”凄さ。EV、自動運転…日本は中国に抜かれていた!
>>BYDが日本に「軽EV投入」を発表。“ガラパゴス市場”にどう攻め込むのか?
>>「普通」であることの脅威。日本メーカーが心配になるBYD「シール」のコスパ
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【中国】約239万円! 日産の高級「ラージ“クーペ”セダン」がスゴい! 全長5m級のスッキリフォルム×豪華「ひろびろ室内」! 新型「N7」日本導入の可能性とは
XiaomiやHUAWEIの新車に熱視線!深圳モーターショーの主役になった〝走るスマホ〟
新型RAV4世界初披露!! これはガチで売れそう!! スペック研究と「走り」の期待
テスラ・モデルYキラーに世界が驚いた! 中国シャオミの新型SUV「YU7」の「安ウマ」っぷりがスゴイ
アウディ「Q5」に「eハイブリッド」を追加! 進化したバッテリーで最大100kmまでの電動走行が可能
【中国】マツダ新型「EZ-60」に反響多数! 「マツダらしいワルイ顔!」「顔良すぎやろ…」「カッコイイ!」の声も! 「航続距離1000km」の高スペック&先進装備に“国内導入”が望まれる「クロスオーバーSUV」が話題に
アジア生産で日本に導入の日本車ってぶっちゃけどうなのよ? 3台全部乗って付けた本音の通信簿
BYD「シーライオン7」を乗り比べ! 内燃機関に慣れた人にはAWDよりもRWDのほうがオススメ!? アルファ ロメオらしいラインの理由とは?
毎日が喜びに満ちた時間 BMW i5 ツーリング 長期テスト(最終) 効率的に粛々と仕事をこなす
EVが普及しない……とか言われるのは4輪! 2輪の世界はどうなってる?
【ドイツ製パワーSUV】アウディ、メルセデス、ポルシェ&VW スポーティなドイツ製パワーSUV×4台の中古車を価格も含めてチェック&レポート!
2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のハイブリッド車 10選 実用的で「エコ」なクルマ
【3000万円級】新型「AMG GT SUV」は数ヶ月以内に登場か。オンロードだけでなく悪路走破性も高そう!?
【日本人なら比べたい】日独“Cセグ”国民車「プリウス」と「ゴルフ」。コスパや魅力はどちらが勝つのか?
【実際どうなの?】幸運にも手に入れられた「GRカローラ」オーナーの本音。全ての“不便”は性能の裏返し!?
これこそ日本にピッタリ! 欧州でトヨタ「アイゴX」がマイチェン。全車ハイブリッド化でもはや無敵の存在に
日産「サクラ」を購入者はどう評価している? 走りや快適性は絶賛…航続距離や意外な欠点を指摘する声も
【激変】中国で公開された新型「フィット」にネット震撼。日本にも“この顔”が導入されるのか…?
【6月18日発表か】日産リーフは400万円後半から。日産史上最高の空力性能を実現した次世代EV登場
BYDが軽自動車参入に至った意外な背景。日本の“聖域市場”すら中国メーカーに蹂躙されてしまうのか
カーデザインの巨匠ジウジアーロが“世界一美しいセダン”と認めた「ユーノス500」はなぜ売れなかったのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!